いつもの朝が来た。
俺はいつものように、服を着替えて、家を出る。
いつものバスに乗る。
すると青山君が乗っていた。
「おはよう」
いつものように挨拶して隣に座る。
なんだか、話しずらい・・・
なんでだろう。
昨日のことを思い出したりすると何だか・・・話にくい。
青山君から口を開いた。
「今日何限?」
俺はちょっと間があいて答えた。
「三限だよ」
青山君は
「ふぅん・・・」それで会話修了。
次々と人が乗ってくる。
そんなときに、青山君から
「なぁ、一緒に住まない?」
俺は呆然と窓を見ていて、何を言ったか聞き取れなかった。
俺はもう一度聞きなおした。
「ん?何?」
青山君は俺を見て
「一緒に住もう」
俺はなぜかすぐにうんと言えなかった。
それって同棲しようってことだろうけど、アパートだって金かかるのに。
俺「家賃とかいろいろあるんだよ。どうすんの?」
青山「実はさ、俺は車買うためにずっと貯めてた金があるんだよ。だから大丈夫だよ」
俺「いいん?」
青山「俺はケンジとずっと一緒にいたいから」
一緒に住んでいいことのあったカップルなんているのかな?なんかケンカとか耐えないって聞いたことがあるし。
でも、俺は青山君と一緒に住みたいから、俺は親に相談してから決めるとだけ言っておいた。
突然のことで期待と不安で何か変な気分になった。
そんなことを考えてるうちに、バスは俺の通ってる大学前まで着いた。俺は青山君とバイバイして大学に行く。
俺「じゃあね」
青山「おう!!」
俺は幸せへと近づいてると勝手に自分で思ってたんだ。これから起こることも知らずに。