ゆらさん、久しぶりです。結構モテモテみたいだから恋愛も豊富なんじゃないかな〜?のっちさん、関西って事だね〜。カズヤの出番は今回からね。U2さん、何事も終わりが来るってのは寂しいもんだよね。しかも必ずやってきたりする…。
そういえば1ヶ月前から立て続けに2回風邪引きました。ウィルスには勝てませんね〜。
ずいぶん待たされたがカズヤからのメールがようやく届いた。
センター試験の終わった翌日、俺はカズヤからの採点結果の連絡を心待ちにしていた。
センター試験と言えば何故か天候が悪くなる事が多く、開始時間が遅れたりするのが頻繁にニュースとなったりする。1月の第3土日曜日に行われるので日にちが一定なわけではないが、受験生の間では『天気の悪い特異日』として有名だ。
幸い今年の天気はそれほど悪くはならずカズヤとしても落ち着いて受験できたと思うが、いくら何でも終わった後の連絡を俺の方から催促するわけにもいかないので、勉強しながらジっと待っていたわけだ。
和『まぁまぁだったかな』
カズヤからのメールはそんな感じだった。カズヤがそういう時にはかなり良かったって事だ。家庭の事情も含めて地元の国公立大学を選択したわけなので、カズヤにとっては楽勝なのかもしれない。あとは2月に行われる二次試験だけだ。
和『シュウはいつ試験だったかな?』
俺『2月に入ってすぐに続けて3校あるんだよ。合格発表も2,3日後に纏めてある』
和『それならもうすぐだな。俺よりも先に合格するって事か』
俺『合格すればね。しなけりゃ浪人決定のまましばらくみんなと過ごさなきゃならなくなる…』
和『大丈夫さ。逆にしばらく遊んで暮らせるよ。じゃお互い合格したら今度こそ温泉旅行に行こうな』
しばらく忘れていた温泉旅行の話題が出てきた。
俺『いいね〜。卒業旅行みたいでさ』
和『そうだな。ヒカルはどうなんだ?』
俺『専門学校に行くらしいよ。2月に試験があるみたい』
和『じゃみんなが落ち着くのは2月の終わりだな。そん時にしよう』
俺『OK!じゃヒカルに話しているよ』
和『入試まで頑張れよ』
いつのまにか旅行に行く事は確定事項となっている。特にこの時期は2人にほとんど会えていない事と、残り少ない高校生活の中で貴重な時間を共有したいと思う気持ちが強かったので、特に拒否する事もしなかった。
早速ヒカルにもメールを送るが、やはり3人で温泉に行ってどんな事になるのか、まだまだ不安は残っていた。