あれから本当にラブラブな生活が続く。青山君が彼女がいるのもわかってるし、今でも会ったりしているのはわかってるけど、別に気にならない。
俺が一番だって思ってたからさ。
バスに乗ったら青山君がいる。周りの座席に誰も乗ってないときは、おはようのキスをしてくれる。
行きしのバスの中では俺は青山君の肩にすがって寝たりする。青山君のいい匂いが心地よい。
俺は青山君よりも早く駅を降りる。
「じゃあね。」と手をふる。
なんか青山君が大学で何してるんだろうとか考えたりして俺は心配になったりする。
青山君のことばっかり気にしてしまう。
彼女とはどうなったんだろう。
それが一番気になった。
そもそも彼女はいったい誰なんだろうか。全然教えてもらってない。
今現在付き合っているのは知ってる。でもなんだか別れるって約束してくれたし。
でも何か心配だ・・・
青山君の彼女はどんな人なんだろう。
気になって勉強どころじゃなくなって、俺はバスで青山君の学校に内緒で行くことにした。
青山君の通っている大学は、俺の通っている大学とは違ってなんだか広い。
青山君はいったいどこだろうか・・・
そんなときに、肩をぽんと手がのる。
振り向くと、そこにいたのは元カレのヤマトだ。相変わらず身長がデカイ。190センチはある長身。ダル○ッシュ系の外国人系の顔をしている。昔俺が抱かれた人だ。
ヤマトとは掲示板で知り合った。一歳年上。
ヤマト「ケンジだよな?」
俺「なんで・・・いるの?」
ヤマト「それはこっちの台詞だよ、お前この大学に入学したんだ?」
俺「いや、違う・・・」
ヤマトとはエッチした中だ。初めてのアナルセックスの相手だった。
二、三回エッチして終わった。ヤマトには新しい相手が見つかったらしかった。
だから俺は諦めた。
もう忘れていたのに、なぜいまさら・・・
ヤマトとカフェで話すことにした。
ヤマト「あれから彼氏できた?」
俺「う・・ん」
ヤマト「つーか、なんでこの大学にいたん?」
俺「か・彼氏がさ心配で」
ヤマト「この学校にいんの?誰?」
俺「教えねぇよ」
ヤマト「だよなぁ〜笑 つーかケンジ、ますます魅力的になったな。マジ可愛い」
俺は少し照れてしまった。
ヤマト「またヤル?俺今セフレもいないし。ケンジのケツマンはマジよかったよ」
なんでこいつはエロイことを堂々と言うんだろう・・・
ふと窓を見ると、青山君と彼女が歩いていた。
青山君は楽しそうに話していた。彼女は俺と同じぐらいの身長だろうか?お嬢様系のスタイルのいい子だった。
そのとき俺は持っていたコーヒーのカップを思わず落としてしまった。
ヤマトが怪訝な表情で俺をうかがう。