男がまいた金を二人でひろって…一人この状況をどうしようか焦ってた…
とりあえず男の子をかえさなきゃって思って
『家は次の駅だろ?俺送っていくから一緒に歩いて帰ろ?電車嫌だろ?途中で俺は帰るからさっ?』
男の子は少しキョドってたけど…
『はい…』
って言って僕の後をついてきた!
おっさんがまいた金は男の子はいらないってゆーし、僕ももらうわけにはいかなかったから、交番に届ける事にした!手続きもめんどくさいから、持ってた封筒にお金いれて警察が確認してる間に男の子の手をつかんで二人で走った☆
駅から出て二人で歩きながら少し沈黙が続いた…僕自身何を喋ればいいか迷ったし…さっきの話も気まずいかなあ…なんて考えてると、先に口を開いたのは男の子だった!
『あの…ありがとうございます…お兄さん来てくれなかったら僕……
すごく気持ちわるくて…』
そう言うと下をむいた…『もういいし!この話お終い!!ってか走ったからマックぐちゃぐちゃじゃねー?食うのそれ?』
『あっ!?本当だ…ジュースこぼれてるしー』
そう言うと初めて男の子は笑った。笑った顔もまた可愛くて少しドキッとした自分がいた…笑
『新しいの買ってあげようか?』
『大丈夫です☆食べれるから!お兄さん時間ある?一緒にたべませんか?』
そう言われて少し困った『早く帰らなきゃ親心配するだろ?帰りな!』
嫌ではなかったけど、まだ小学生だしくらいから親は心配だろうと思った
『僕の家親遅いし、家は今イヌしかいないからいいでしょ?』
そう言われたけど家はまずいなあ…と思ったから
『じゃあ…公園にしよっ!』
『うん!やった!』
そう決めて二人で公園に座った☆
『俺は蓮!16でバイトしてるよ!名前は?』
『僕はこーた!中@で塾の帰りです』
小さな身体のくせにマックをバクバクたべながら男の子は答えた!
『えっ…中@???小学生かと思った…わりー』少しびっくりしてると…
『いいよ☆よく間違われるし、それにこの間まで小学生だったから!それより〜蓮ちゃんって呼んでいいですか?』
あんな事があったのに、何もなかったかのように笑って話すこーたに、少し拍子抜けしたけど、無邪気なこーたにひかれて僕は長々とこーたと話しをした!
どれくらい喋ったのだろう…すっかり真っ暗になって少し肌寒く感じた!落ち着いたこーたを見てもう大丈夫だろうと思い
『もう遅いから帰ろっ!?マンションまで送るからさっ?』
そう言うと少しさみそうにこーたは立ち上がって
『ちゃんと帰るから…メルアド教えて蓮ちゃん………じゃなきゃ帰らない』
まるでどこかの金融会社のCMのチワワみたいな顔をして言ってきた!悪い気はしなかったからメルアドを交換して、こーたを送ると、僕は家に帰るためまた駅に向かって歩いた!
途中こーたからメールがとどいた!
《今日はありがとう蓮ちゃん!すごく嬉しかったよ!!今度またマック食べようね〜o(^o^)o僕が御礼におごってあげる》
可愛い奴だなあ〜と思いながら
《いいよ☆俺沢山食べるから覚悟しろよー☆☆?》
と返信をして、気が付けばイライラしていたのも収まり少し一人で笑いながら家路についた…