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駄文集。禄「出張先輩二人後輩一人」
 kuro E-MAIL  - 07/10/10(水) 22:52 -
出張先のホテル。
そこは会社の節約の為に三人部屋であった。
同期の二人と後輩一人が缶ビールを開けて話をしていた。
先輩の片方が言った、
「もう寝るか、明日の朝も早いし。」
と。
「えっ?」
後輩が感嘆する、それを言った先輩の方を見て。
もう片方が続ける。
「そうだな、寝るか。」
「え、でも…。」
「なんだ?」
何かあるのか、後輩はキョロキョロと二人の先輩に視線を巡らす。
何も言わない挙動不審な後輩に先輩達はとっとと布団の中に入ってしまう。
後輩もそれを見て少し戸惑ったものの、缶に残っていたビールをさっと飲み干し、軽い音を立ててベッドの横の机に置き、後輩もベッドに入る。

すぐに先輩達二人は寝息を立て始める。
後輩はそれが五月蝿い所為もあり、なかなか寝付けない。
だが、彼が寝付けない理由はそれだけではなかった。
彼は佐藤という、先程、寝ようかと一番初めに提案した男の奴隷だったのだ。
入社して3ヶ月以上が経つが、正式に入社する直前の研修期間から彼らの関係は始まっていた。
後輩は佐藤に、家に泊まり込む様に言われ、抵抗もせず佐藤の家に住み込み、佐藤の性欲のままに毎晩、何回も何回も性交を繰り返した。
元々、性欲が人並み以上に強い佐藤に比べて後輩である吉田は一日、一、二度が限界であったのだが、こう毎日、何回も繰り返されていくと慣れてくるのだ、毎日、夜に何度もする事に。
逆に我慢が出来なくなっていた。
当然佐藤はその事を知っている、最近はそれを利用して我慢出来ない彼に普通の思考では言えないような恥ずかしい事を言わせて、いたぶっているのだから。
習慣化したそれによって吉田の下半身は佐藤以外に先輩がいるにも関わらず熱く、膨張し、彼一人では抑えられないくらいに大きくなり、充血し、ドクドクと脈打っていた。

実はこの時、佐藤ともう一人の先輩である近藤も寝ては居なかった。
実は彼らは賭けていたのだ。
吉田は必ず我慢出来なくなり、近藤が寝てから俺の元へ来ると主張する佐藤。
それに対して流石に常識は人並みにあるので吉田もそこまで不節操ではないだろうと言う近藤の賭けだ。
佐藤は実は吉田に
「出張中もしてやるから、ちゃんと手錠やらガムテープやらバイブやらを持って来い。」
と予め言ってあるのだ。
その所為で、佐藤や近藤が寝ようと言った時に吉田だけが異常な反応を見せたのだ。

吉田はまず、近藤の元へ向かった。
寝ているのかどうかを確認したのだ。
暗かった為か吉田は近藤が完全に眠っていると思ったらしく、佐藤に近づく。
佐藤は当然、ベッドの中で勝ち誇っている。
「さ、佐藤、先輩…?起きて下さいよ、ぼ、ボクもぅ…。」
吉田が耳元で佐藤に呟く。
当然佐藤は聞こえているのが、少し寝返りを打つ。
吉田は少し舌打ちをして、よほど我慢出来ないのか、佐藤に覆い被さって佐藤に言う。
佐藤はそこで初めて起きた振りをする。
「んん、…なんだ?」
寝惚けた感じの少しダルそうな声を出す。
「先輩、あの、…しないん、ですか?」
「何をだ?それと、この時間に先輩はやめろ。」
「ご、御主人様、…ぼ、ボクのアナルにせんぱ、…御主人様の精液を種付けして下さらないんですか?」
吉田がそういうと佐藤はまた寝返りを打ちながら
「いつも俺がやってるように準備してみろよ。出来たら、また呼べ。」
と言う。
「は、はい…。」
それだけ返事をすると彼は自分の鞄の方へ寄っていく。
そして、鞄を持ってトイレの方に行く。
鞄の中から何かを取りたいのだが、暗くて見えないのだろう。
電気をつけると近藤が目覚めてしまうかもしれない、そう思い、吉田はトイレに行った様だ。
ただ、トイレに行った理由はそれだけではない。
佐藤に激しく揺さぶられても中の物が出てきたりしないように中を洗う為でもあるようだ。
シャワーの音が近藤や佐藤の耳にも届く。
そして、二人が目を合わせて小声で話し始めた。
「まさか本当にやるとはな。」
「俺のが欲しくて堪らないんだろ?きっと。あいつはMの変態だからな。」
「ってか、お前が賭けに勝ってんだから、ちょっと俺の提案、聞いてくれよ。」
「なんだ?」
シャワーの音が聞こえなくなり、激しいバイブの音が少しだけだが佐藤と近藤の耳にも伝わった。
…………・
吉田の荒い息がトイレから聞こえ始めた時、近藤は自分の提案を佐藤に話し終わった。
「良いぜ、あいつがどんなになるか見てみたいしな。」
佐藤は面白そうにその提案に乗った。

そして、その二人の話し合いが終わって少ししてから吉田が準備をして佐藤の元へ着た。
佐藤の寝息はガーガーと五月蝿く、近藤は逆に起きているのか寝ているのか死んでいるのかわからない位に静かだった。
トイレから出てきた吉田は口には後頭部を廻って何重にもガムテープが巻かれており、手は背面で手錠を掛けており、乳首にはピアスがしてある。
首には首輪がしてあり、太めのリードもきちんと付いている。
そして、下半身はケツワレを穿いていて、ギンギンの勃起し、先走りがそれにシミを作っている。
アナルにはバイブが入りっぱなしで電源も入ったままなのでヴーンと低い音が小さく部屋に響いていて、時々湿った音が聞こえている。
「ん〜、ん〜。」
口をガムテープで塞いでしまって名前を呼ぶ事が出来ない吉田はそう佐藤を呼んだ。
佐藤は相変わらず大きないびきをかいていて、実際には起きているのだが起きる気配が無い。
早くしなくてはならないのに、近藤にバレてしまうのに…。
そんな事をしたら、佐藤先輩はきっと知らない振りをして僕を変態扱いするのだろうと、吉田の脳裏に最悪の未来が走馬灯の様にパッパッと場面ごとに出てくる、まだ経験しても居ないのに、妄想しただけでまたケツワレのシミを大きくジワリと広げてしまう。
自分はなんて変態なんだと、自分を蔑むと佐藤はどんどん気持ち良くなってきてしまった。

その時、近藤が先程、佐藤に言った提案を実行に移そうとしていた。
近藤の提案とは、俺が起きて吉田を犯す、途中でお前が起きて3Pにしようというものだった。
近藤は我慢しきれずに足早に行動を開始した。
「んん、…。」
「っ!!!」
「…吉田か?早く寝ろよ、明日は朝早い、…って、お前、何して…。」
吉田は近藤が起きた事にすぐ気付いてトイレに逃げようとした。
だが、本来寝起きである筈の彼の動きはとても早い。吉田は手錠をしている事もあって、近藤に押し倒されてしまった。
「なんだよ、この格好。」
勝ち誇ったような恍惚とした表情で吉田を見下す近藤はその質問に答えを求めては居なかった。
なにせ吉田の口はガムテープで塞がれているのだから。
続けて近藤が吉田をうつ伏せにして言う。
「ん〜?なんだ、このえろい下着は。」
近藤は、ケツワレの紐を二、三度指で持ち上げては吉田のケツに当ててペチン、ペチンと音を出して、その下着の所為で露わになったアナルの周りを指先で撫でる。
バイブが低い音を立てて彼の中で暴れている。まだ抵抗している吉田はアナルをヒクヒクと疼かせつつも、彼に抵抗した。
…と言っても、口はガムテープで塞がっているし、手は手錠がかけられている。
ただ、足はまともに動くのだが、…動かしたくない、吉田はそう思った。
吉田は変態なのだから、これから起こる事を予測して暴れる振りはするものの、アナルを生のちんぽで犯されたくて仕方が無いのだ。
ここで本気の抵抗をしてしまって、相手が警察沙汰を恐れて手を引いてしまっても困る。
そう考えた吉田はただただ抵抗する演戯だけを続けた。
だが、近藤はそれが演戯である事が分かっていた。
近藤が急に吉田から手を引く。
吉田は呆気にとられていて、いまいち状況がつかめていないようだ。
「ん?逃げても良いぞ?俺は男を犯る趣味はない。」
近藤がそう言ったのは、佐藤に吉田の事を聞かされていたからだ。
先程、近藤が佐藤に提案を話した時、佐藤は近藤にこんな事を言ったのだった。
「あいつは本当に変態なんだ。恥ずかしい事をされたり、犯されたりするのが大好きなんだ。だから、お前があいつを襲った時、必ずあいつは抵抗する振りはするものの、本気で抵抗はしない。だから、押し倒して少し弄ったらすぐに手を引くんだ。あいつが我慢出来なくなってねだってくるから。」
近藤は佐藤の言う通りにしてみた。
「んん〜!」
吉田はそれでも演戯を続ける、相手が演戯だと気付いて無いと思い込み、手錠の所為で立つ事が出来ないと、ベッドの上でもがく。
近藤は彼をベッドの脇に立たせてやり、ベッドに座って、彼の顔を見上げる。
少し眉間に皺を寄せて困っているようだった。
今度はガムテープを取って欲しいと言っているようだったので近藤は吉田のガムテープを取ってやった。
「あの、…手錠の、鍵が、洗面台にあるのですが、…。」
「開ければ良いのか?」
近藤が呆れたように素っ気無く間髪入れずにそう言うと吉田は一瞬凍て付き、
「…は、はい…。」
と近藤から目を逸らして言った。
近藤は洗面台に例の鍵を取りに行った。


引用なし

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