数日後。
ピンポーン
起こされた。
時計を見ると9時過ぎ。
講義が昼からだったんで寝てた俺。
出ると制服姿のかなた。
「かなた?」
まだ俺の脳は起きていない。
ギブスが付いた右足をかばいながらもずかずか上がってくる。
かなた「今日から学校やねん。」
「へえ。…って」
かなた「おかんが最近うるさくてさ。
夜外に出られへんねん。」
その愚痴はさんざんメールで聞いてるって。
まああんなことあったし。
足治ってないし。
かなた「やから今きた。」
「いや来たって…。
学校は?」
かなた「ダルい。」
実際会うのは病院以来。
かなたはやっぱり変わっていない。
「てか足大丈夫なんか?」
かなた「学校までは車で送ってもらった。
で学校からここまでは歩いてきた。」
わけわからん(笑)。
でも元気そうなのには安心した。
かなた「先生学校昼から?」
「おぅ。
てか来るんやったら言っとこうや。
俺おらんかったらどうしてたん?」
かなた「朝メールしたし。」
…寝てたって。
昨日言うとこうや…。
顔を洗う俺。
かなたはいつもの場所でテレビをつける。
「学校ひさびさやろ。
行っとかんでええんか?」
かなた「じゃ昼から行く。」
自由な中学生(笑)。
「足は痛くないん?」
かなた「んー。
これがうっとおし。」
ズボンで隠れた異常に太く見える右足。
かなた「アザはだいたい治ったと思う。」
アザのことは触れんでおこうと思ってたけど…。
かなた「肩にもあってんけどな。
自分で見られへんから。」
シャツのボタンを外すかなた。
ドキドキするって。
かなた「まだ赤い?」
肩を出す。
「あー、ちょっとだけ。」
なんかいつもよりしゃべるかなた。
かなた「腰のも…見る?」
はあ?
なんか…。
誘ってんのかこいつ…。
「そんなとこ見たら俺変なことするかもしれんで(笑)。」
かなた「きしょいし…」
かなたは少し笑った。
かなたの笑顔はとろけそうになる。
幸せな気分になる…。
でもかなたはすぐ笑顔を消した。
顔はあいかわらずそむけたまま。
かなた「ぃぃよ。」
かなり控えめな声でつぶやいた。
「えっ?」
かなた「見てほしぃ…」
ドキドキした。
それよりもかなたのドキドキが伝わってきた。
ズボンのベルトを外してやる。
かなたはピクリとも動かない。
ズボンのチャックを下ろす。
ヤバい…。
ドキドキ。
右足に気を使いながらズボンをずらす。
かなたは腰を浮かす。
ボクサーブリーフ。
少し盛り上がっている。
太ももにも少し赤いアザのあとが見えた。
それがなかったらつるつるのきれいな太ももだった。
かなた「右側。」
かなたのパンツの側面を少しずらす。
腰骨の数センチ下。
少しだけはれていた。
震えて泣いていたかなたを思い出す。
なんともいえない感情がこみ上げてくる。
アザをそっと触ってみる。
「痛い?」
かなた「だいじょぶ。」
かなたは上半身を完全に後ろに倒した。
かなたはアザにさわる俺の手を上から握ってきた。
かなた「あの先生は…、
拒否ったで。
何されても…。」
かなたは目をつぶっていた。
かなた「好きな人以外にさわられんの…嫌やし。」
あったかい声だった。
かなた「はやと」
かなたのパンツは盛り上がっていた。
少しずらしてあったので薄い毛が見えた。
かなたは腰を浮かした。
俺はかなたのパンツをつかんだ
ギブスがある辺りまでずらした。
かなたはピクリとも動かなかった。
目をつぶって横を向いていた。
かなたのちんこは勃起していた。
俺はゆっくりと右手で触れた。
優しく…。
むけていなくて小さい。
「かなた」
かなた「…ハズい」
俺はかなたのちんこを口の中に入れた。
かなたの体温が心地よかった。
かなた「えっ、んっ」
かなたの右手は俺の左手から離れなかった。
かなたはすぐにいってしまった。
俺はかなたの横に仰向けになった。
横目でかなたを見た。
「そいえばさ、俺言い忘れてたことあった。」
かなたは俺を見た。
「…俺もかなたが好きって。」
かなたは笑顔になった。
いままでで最高の笑顔。
そんな笑顔持ってんのやったらもっとはよ見せろよって…。
「あとはやとって呼び方偉そうやぞ。」
かなた「だてもう先生ちゃうし。」
かなたはずっと俺の手を握っていた。
ずっと…。
ここで一応終わりです。
今まで長い長い文章を読んでいただいて本当にありがとうございます。
この話は一応?は実体験がもとにあるんですが、当初の予定とは違い…笑、かなり過剰な演出があります。
完全な実話だと思って読んでくれている方がいたら本当にすいません。
ホントは…、
それについては触れないでおこうと思ったんですが…。
細かくは返事できなかったけど暖かく応援してくれた方、複数にわたりいつも期待のレスをくれた方本当にありがとうございました。