おれは某県立高校に通うその辺にいる高校二年。
夏休みも明けてるのにも関わらず、休みボケが残っていて、おれ含めクラスのみんなもやる気がない様子。
そんなまだ暑さが残る中、体育の授業は本当にダルくてしょうがない。
おれがクラスで一番仲良く、学校が終わった後も一緒に遊んだりするのが、
背が高く、スタイルもよくて、勉強もそこそこ、顔立ちもかなりいい…
そりゃモテるよな…
そいつの名前は『翔』
この日の体育の授業は体育館でバスケ。
体育で何をやるのかなんておれにとってはどうでもいいんだ。
ただ体育を受け持っている先生がかっこいいから、ついつい体育の授業はウキウキしてしまう笑
翔:海斗って体育になるとやたらはしゃぐよなぁ
やっぱり先生に会えるから?笑
おれ:そんなんじゃねーよ笑
まぁ間違ってないけどね笑
翔:合ってるなら否定すんなよ〜笑
翔はおれがバイなことを知ってるってこともあって、なんでも話せるからすごい気が楽だ♪
翔:っていうか海斗の男の趣味はかなり悪いぞ?
でも、あの先生はまぁまぁかっこいいじゃん?
なんで?
おれ:趣味悪いのは認める!笑
ガタイがよくて、今風じゃないやつがタイプ♪
先生はかなりツボなんだな〜
翔はかっこいいと思うけど、イケメンは嫌い〜
翔:ん〜おれかっこいいかぁ?
かっこいいって言われるのは嬉しいけど、嫌いって言われると嬉しいんだか、なんだかよくわからなくなるわ笑
おれらの学年を受け持ってる体育の先生は決してかっこいいって程じゃないけど、ガタイがよくて、優しくて、女子からも男子からも人気がある。
よく女子から聞くのが、『彼氏にするなら、守ってくれるような人がいい』
まさに当てはまる…
続く