孝太さん、ども!俺って人気があるわけじゃないですし、俺の周りの物語になるわけでどうしても中心になっちゃうから、そう思えちゃうのかもしれないですね〜。返信少ない時ですがありがとね!名古屋も暑いですよね。また待ってます!
ノリよくコウと話ができてホっとしていた。
俺「コウも普通な感じだったね」
和「俺達も普通に接していればいいさ。あいつだって何も言わないだろうしな」
俺「そうだね。で、どこ行くの?」
和「やっぱり部室かなぁ。どこか眠れる所の方がいいか?」
すでに目は充分冴えてきてしまっている。
俺「いいよ、部室で」
和「じゃジュース買って行こうぜ」
自販機で買ってから、今日は外回りで部室に向かう。
部室まではほとんど人に会わずに到着できた。中に入ると久しぶりに会う顔があった。
和「あれ、おまえ何してるんだ?」
そこにいたのは副部長のツヨシだ。
剛「ちわっス。修学旅行だから今日は早く帰るんですよ。ちょうどいいからと思って荷物整理っス」
そう言った後に俺に気がついた。
剛「あっ、先輩も一緒だったんですか。久しぶりっス」
俺「久しぶりだね。修学旅行かぁ」
去年の修学旅行をなんとなく懐かしく思い出す。俺『ヒカルとカズヤの事で整理できずに困っていた時期だったな…』
俺「楽しんでこいよ」
剛「はい、でも部活をカズヤ先輩にまかせなきゃならないんで心配っスね」
和「何言ってんだよ。いいから早く帰れよ。デカい図体して邪魔だよ」
確かに伸び盛りというか、ツヨシの身体は前会った時に比べてかなり成長している様でガッチリとして大人っぽく見える。
剛「わかりましたぁ。先輩達も相変わらず仲良いですよねぇ。今日は部室デートっスか?」
ツヨシももう2年の後半になるわけで、学校にも部活にも慣れているのできっとこのくらいの冗談が言えるんだと思う。
顔をニヤつかせるツヨシに対し俺も笑顔で答えたが、意外にカズヤは狼狽えている様子だった。
和「おっ、おまえ、いいから帰れよ!」
真顔でツヨシに噛みつく。
剛「はい!分かりました。それでは修学旅行に行ってきまーす」
俺にも頭を下げ笑顔でツヨシが出ていった。
和「ったく、アイツ段々生意気になっていくよ」
俺「カズヤ狼狽え過ぎだよ。軽いジョークだったでしょ。そんなにしてたらみんなにバレちゃうよ」
和「ヒカルとかコウとかなら多分大丈夫だけど不意を突かれるとな…」
そう言って俺に近づき、腰を強く抱いてキスをしてきた。