U2さん、そんなに深く考える事ないからね〜。yukiさん、頑張って誘ってみてね!案外うまくいったりして!応援してるよ〜。
眠い目を擦りながら一生懸命授業を受けていた。10月に入ってすぐの暖かい日であったが、その暖かさに余計眠気が誘われてしまう。
前日の夜12時を過ぎた頃に眠りについたが、1時半くらいに届いた携帯メールに起こされてしまい、それ以降しばらくの間相手をする事になった。
光『起きてるかぁ?』
ヒカルからだ。
俺『うん。どうしたの?』
寝ていた事は特に言わないでいた。
光『学校から帰ってきてすぐ寝ちゃったんだよ。今起きた』
俺『じゃ8時間くらい寝たの?』
光『そうだな』
という事でそれから朝の4時くらいまでメールのやり取りをしてしまった。
光『俺もう今日は学校休むわ』
俺『ダメだよ、行かなきゃ』
光『いいんだよ!おまえも学校行かないでウチに来いよ』
そんな話になったが結局ヒカルは本当に学校を休み、俺は授業に出て死ぬほどの睡魔に耐える事になったわけだ。
昼休み前の授業中にはほぼ目が開かない状況だったが、いきなり横からカズヤにつつかれた。
和「大丈夫か?」
囁き声で話すカズヤに俺は首を横に振って応える。
和「あと10分だから我慢しろよ」
時間の感覚もまるでなくなってしまっている。今度は縦に振ったものの、そのまま崩れ落ちそうだった。
和「昼休みはヒカルと一緒だろ?次の時間一緒にサボるか?」
『サボる』というカズヤの言葉にほんの少しだけ目が冴える。最初の親密な関係になった時以来、カズヤはそんな事をしなかったからだ。
俺「別にカズヤが一緒じゃなくても…。それにヒカルは今日休みだよ」
和「おっ!じゃ一緒に昼休みからいられるよな」
今日は俺も授業どころではなかったので素直にカズヤと過ごす事にした。
ようやく授業が終わり、すぐに4人で昼飯を食べ始める。
そう言えば夏休みが明けてからいつも通りのメンバーに戻っていた。コウやユタカの明るさも今までと変わらずだ。
和「俺達午後から休むから」
弘「なんで?」
俺「眠すぎてさ。昨日寝てないんだよ」
和「俺もだよ。一緒についていくから」
こんな言葉を物怖じせずサラっと言えるカズヤに少し驚いた。
コウもカズヤを見つめている。
弘「意外にワルだねー」
和「聞かれたら言い訳しといてくれよ」
弘「へいへい。うまく言っとくからバレるなよな」
俺「頼むね」
コウに感謝しながら教室を出た。