…大ピンチ
やっぱ正夢な訳
無いよな…。
俺は落ち込んで
戻ろうとした。
そこへ、
事務員の人が来た。
事務員「体育館倉庫の電気つけっぱなしや!消しに行かな」
と言って職員室に
入り鍵を取りに行った。
あッ…
幸運がやってきた!
「ガラガラッ…」
ドアが開いた。
事務員「暑いし大変やな」
俺「こんちは!」
事務員「おはようさん」
汗を拭いて
疲れてそう(笑)
俺「俺が倉庫の電気消して来ますよ」
事務員「本間か!じゃあ頼んだで」
俺「了解〜♪」
やった!!!
俺はダッシュで
翔平の元に戻った。
翔平「わざわざカギ取りに行ってまでバスケやりたいか?」
俺「中学ん時以来なんだしやろうぜ!」
俺と翔は中学ん時に
バスケ部に入って
いたのだ。
翔「まぁ良いよ!」
「ガチャッ」
鍵が開いた。
俺「倉庫にバスケットボール取りに行こうぜ!」
翔「おう!!!」
俺と翔はゆっくり
倉庫に向かって行った…
もう…
傷ついたって良い。
お互い大学は違うし。
これから会えないだろう…
後悔だけは
したく無いんだ!
…なんで
6年間も居て
気付かなかったんだろ?
身近に居たのに…。
翔「電気ついてんじゃん」
俺「事務のおっちゃんに消してって頼まれたんだ」
翔「じゃあボール取った時に消そうか!」
俺「そうやな!」
「ギィィィィッ」
ドアが開いた…。
中に入ったら
翔平に告白しよう!
俺の気持ちは
もう誰にも止められ
など出来ない。
「バタッッン」
ドアが閉まった…。