コメントいろいろありがとうございます。
まさか現役野球さんからもコメント頂けるとは思ってなかったです笑”
ぼくは岡山の高校生で、中学時代の淡い思い出をもとに書いてます。今後も応援お願いします。
「熱くね?もう出ん?」
「暑い夏こそ熱い湯につかる!」
Iのこだわりのせいでぼくはずいぶん長いこと湯につかっていた。
「なぁ、そろそろ出ようや」
「しゃあないなぁ。じゃあ出るか」
ぼくはダルさを感じながら立ち上がった。
「うァ〜」
ぼくは立ちくらみ、よろけた。
すぐにIは反応し、ぼくの肩をつかみ支える。
「どした?じゅんき。大丈夫か?顔真っ赤じゃん」
「ああ、わりぃ。ちょっと立ちくらんだ」
ぼくはそう言い風呂を出ようとしたが、目の前がぼやけて足に力が入らない。そのままIに寄りかかってしまう。意識がもうろうとしていく。
「おいおい!しっかりせい!のぼせたんか?」
分かるのはIの声とIに支えられてるということだけだ。とにかく熱い。
フッと体が浮き、横向きになった。Iがぼくを抱えて運んでいる。これってお姫様だっこ?
ぼくはIに身をまかせた。意識が遠くなっていった。
首筋に冷たいものを感じて、目を開けた。
「おお!やっと気付いた。どうだ?気分は。大丈夫か?」
ぼくはのぼせたのか。ぼんやりと意識が戻ってきた。
「あ、うん。だいぶ良くなった」
力なく答えた。
Iの体はまだ濡れたままで、なにも着てない。ぼくはベットに横になったまま裸で、脇や太ももに氷袋が挟んである。
「一応体は拭いたで。冷やすといいらしいから氷挟んどるけど、足りんかったら言えよ」
ぼくのためにここまでしてくれてたのか。ぼくは心から感謝した。
「助かったわ。ほんまありがと」
ぼくの声はなんとも弱々しい。ぼくはIを安心させようと微笑んでみせた。
「そっか。ならよかった。突然倒れるからマジ焦ったわ。大胆にも俺に甘えてきたのかと思ったで笑”」
「いやいや、それはないから笑”服着て来いよ。俺は大丈夫だから。あと俺の着替えをもってきてほしい」
Iの優しさと頼もしさを一身に感じて、ぼくの胸は熱くなった。Iに甘えたい。
「あ、なんか裸のほうがよく冷やせるだろ?服なんか着んなよ」
ぼくもダルさで服なんてどうでもよかった。
「そうか?ならこのままここで寝てもいいか?」
「ああ。でもベットが1つしかなくて、その……」
ぼくはIの言いたいことがなんとなくわかった。
「あ、そうだよな。一緒に寝るか?」
「ほんまにええん?ああ、それなら遠慮なく笑”」
そう言ってIが隣に飛び込んできた。
「おい!なんでお前まで裸なんだよ!笑”服着て来いって」
「まあまあ。細かいことは気にするなって笑”」
Iはそう言い、ぼくの唇に軽くキスをして微笑んだ。
ぼくはダルさのせいか、なんでなのかわからないが、そんなIを許し、少し微笑んで受け入れた。
「お前って結局はエロだな笑”」
「まあまあ、細かいことは気にするなって笑”」
Iはもう1度そう言い電気を消した。
つづきます。