土曜日。俺は朝早くから荷物を抱えてりゅうじの家に向かった。呼び鈴を鳴らす。すると何故か鈍い音の後にいってぇ〜という声が聞こえた。数秒して頭を抑えながら玄関のドアを開けてりゅうじが現れた。
「は、早いな〜」
寝起きの顔で苦笑いした。そして軽くキスをした。家の中に入るが、やはり両親はいない。ま、そのほうが好都合か。と思ってると、りゅうじはおおあくびをする。やっぱり寝たりないのかな。
「一緒に寝ていい?」
「いいよ」
りゅうじの部屋は相変わらず散らかっていたが、あまり気にならなかった。荷物を置いて先にベッドに入ってみた。りゅうじの匂いで一杯だ。続いてりゅうじも入ってきた。キスをしてきた。今度はディープに。しかし、慣れてない俺はしどろもどろ。しばらくして顔を離す。
「俺、もう我慢できない。服、脱いで」
戸惑いながらも俺は服を脱いだ。りゅうじも全裸になったので俺もパンツも脱いだ。
「・・・可愛い」
そう言って抱きしめた。温かい。そしてまた熱いキスをした。一瞬のようにも感じたし、永遠にも感じられた。また顔を離すと、りゅうじは腕枕をしてくれた。そしてふと気付いた。
「りゅうじ、勃起してる?」
「てるもだろ?」
全然気付かなかった。りゅうじは手を伸ばし、俺のを触る。
「・・・あ」
「感じるの?」
そう言って、今度はつかんでしごいてくる。
「あ・・・ん」
声が出てしまう。しばらくしてキスもしてきた。
「ん・・・ん」
かなりたまってたのでもういきそうだ。だが、りゅうじはいきそうになるとすん止めしてしまう。しごいては止めて、しごいては止めての繰り返しだった。
「はあ・・・ん、りゅうじ、いきたい」
「じゃあ、俺のもやって」
言われてりゅうじのをつかむ。つかんだ感じ、けっこう大きかった。そして数分後。
「あ、いきそう、あ、い、いく」
「俺も・・・あーいく」
そして同時にいった。お互いの精子がお互いの身体にかかった。
「はあ、はあ」
俺はもはや立ち上がる気力がなかった。そんな俺をりゅうじは抱きかかえてくれた。
「風呂、いこっか」
「・・・うん」
風呂場につくと、りゅうじは先に俺の身体を洗って、湯船に入れてくれた。湯船の中から自分の身体を洗うりゅうじを見てたが、改めて、いい体格してるなと思った。洗い終わってりゅうじも湯船に入ってきた。
「疲れちゃった?」
「うん、ほんとだよ」
そう言ってりゅうじにもたれる。
「かわいいな」
そう言って、頭をなでなでした。そんな入浴タイムも終了し、とりあえず風呂場から出た。
続く