レスを新しくしました。今まで読んでくれた人、ありがとう。
初めて分かった。このあまりにも突然の真実を知ったとき、俺は成すすべもなく、ただどうすることも出来なかった。それは自分がまだまだ子供だったからだ。お金や包容力が俺にあればよかった。素直さや強引さ、頑固さがあればよかった。失くして初めて分かるものを経験してればよかった。
結局は俺、幼すぎたんだ。。。。
あれから、俺たちの関係はほとんど無に等しくなった。心の中で俺の青臭いものが彼をただ理由もなくシンゴを拒み続けた。
受験一週間前だった。もう学校も俺はなくって、家に引きこもって勉強してた。
そんな日の夕暮れ。俺の家にシンゴが来た。
俺の母親が俺にシンゴが来たことを伝える。俺は断ろうとしたが、やはり断れなかった。少しの間だけ休みも欲しかった。
シンゴが俺の部屋に入ってきた。俺はチラッと目をあわせると下を向いた。
「・・・セイヤさん、少しやつれたね。。」「・・・うん・・・」
シンゴが俺の部屋のコタツに脚を入れた。俺は壁にもたれながらコタツに足を入れていた。
「・・・どしたの?・・人生相談?」
俺はまるで子供みたいだった。俺はコーヒーをすすった。
「・・・恋愛相談かな・・・」
シンゴは黙ってマグカップを両手で持って下を向いていた。俺は髪を束ねた。
「・・・俺は知っての通り数日後受験なんだよ。。。恋愛相談なんかに乗れるかよ・・・」
いいたいコトは分かってる。でも、何か裏切られた気分に近い気分で接してた。