ひとしきり俺の口を使った後ゆっくりと引き抜いた。
光「四つん這いになれよ」
ヒカルに恥ずかしい格好を見られるのはイヤだけど、仕方なく黙って言う事を聞く。ヒカルに向かってケツを向けると、顔が熱くなり枕に顔を埋める。
光「いい眺めだな」
ヒカルはケツを広げ穴の入り口を指先で微妙に触れている。さっきと同様に入れるのか入れないのかはっきりとしないまま焦らされる。
少しして割れ目に舌を這わせてきた。ゆっくりと辿るものの、穴を避けるようにして舌が這っていく。
敏感に感じるところは寸前で避けていく。今日のヒカルはそんな感じで常に精神的な苦痛を与えてくるようだ。苛々してる様子を楽しむ様に焦らしていた。
少ししてようやく穴を舌で攻めてきた。舌の先で穴に突き入れてくる。
俺「あぅ…」
光「気持ちいいのか?」
俺「…うん」
光「どこが?」
俺「…」
光「止めるぜ?言ってみろよ」
そう言いながらまた穴に舌を突き立てる。
俺「…ケツだよ」
光「ケツのどこだよ」
俺「…穴」
光「ここか?」
再度穴の奥に舌を射し込む。
俺「う…うん」
光「そっか」
いきなり指にローションを塗って一気に突き刺してきた。びっくりして腰を引いてしまう。
光「おらっ、勝手に動くなよ!痛くされたいのか?」
俺『今ので充分痛いよ』
そう思っても、その後の仕打ちが怖いから黙っていた。
ヒカルはもう一度ゆっくりと入れてきた。どうやら指2本の様だ。かなりの圧迫感があり、仕方なく奥歯を食いしばり痛さに耐える。
しばらくすると痛さの後に気持ち良さが広がり、我慢していた声もつい出てしまう。
俺「ぐっ…くぁ…はぅ」
指の動きに合わせて声が漏れる。
光「いい声だな。もう入れたくなっちまった」
四つん這いの体勢のまま、指の慣らしもそこそこにゴムをつけ、ローションをたっぷり塗りたくったモノを穴の入口に当ててきた。
今から起こりうる事に少し恐怖を感じてしまう。この体勢ではヒカルの行動が見えないから尚更だ。
意に反してヒカルはゆっくりと入ってきた。少しずつ探る様だ。ヒカルのモノのデカさだとあのくらいの慣らしでは辛い。それをわかっているかの様に、無理をせずゆっくりと奥まで進めていく。
光「入ったぜ。いい締まりだよ」
入った感覚を楽しむ様にしばらく動かずにいた。そして背中から抱きしめると、俺の乳首に触れてきた。
俺「あぁ…」
弱い部分を攻められピクッと反応する。
光「いいぜ。中で締めつけてきやがる」
すべてヒカルの思いのままに操られながらも、それでいて俺はどこか少しずつ感じてしまっていた。
ヒカルは再び身体を起こし腰を掴んでゆっくりと動きだした。感触を確かめる様に少しずつ前後する。
光「すげぇな。暖かいし吸いついてくるみたいだよ」
少しずつペースを早めていく。感じているのかヒカルからも声が漏れ出してきた。
俺もヒカルの動きに合わせ喘ぎ声を出してしまう。
俺「…ヒカル…すごぃ…あぁぁ」
光「俺も…気持ち良すぎて…」
顔は見えないけど、息づかいで感じているのがわかる。
急に動きがかなりの早さになり、腰の振りに合わせ身体がぶつかる乾いた音が部屋中に響きわたる様になる。
光「シュウ…ダメだ…このまま最後までイクぜ」
俺「…うん」
俺の腰をさらに沈めさせて、腰を強く掴んで自分の腰をぶつけてくる。滑らかに動いていた腰も、かなり乱暴な動きに変わっていった。
いきなり後ろからかなりの力で抱きつき、さらに激しく腰を振ってくる。まるで獣の交尾のようだ。
光「あぁ…もっ…もうダメだ…ぃ、イクっ!」
俺の身体に全体重をかけ、ぴったりと密着してきた。俺も支えられなくなり前に崩れる。ピクピクッと身体が痙攣するような感覚が伝わった後、穴の中で出している感覚があった。何度も何度も叫びに合わせ放っているようだ。
光「気持ち良すぎて…こんなに早く…イッちまったよ」
呼吸を荒げながらそう言う。
光「ごめんな。おまえの事も考えないで、あっという間に出しちゃったよ。余裕なかった」
俺「いいよ!でもすごかったね。俺も感じちゃったよ」
光「そうか。じゃ鏡の前に行こうぜ」
呼吸が整ってからヒカルに連れられて行くと、前と同じように鏡に向かい座らされヒカルも同じ様に後ろに座る。そして右手を回して握り一気にシゴきあげてきた。
優しくて大きいヒカルの手だ。
俺『この手の感触だ。すべてを包み込む様にシゴいてくる』
俺はすぐに感じて来てしまう。
俺「ヒカル…俺もうダメ…」
鏡の中の自分を見れず俯いて言う。
光「このままイキな」
そう言って一段と強く握りしめた。左手で俺の頭を右に向けさせキスをしてくる。
俺『…もうイキそう』
そう叫ぼうとしてもヒカルのディープキスで声がかき消されてしまう。顔が固定されてるので、自分がどこへ出してしまうのか確認できないまま、一気に絶頂を迎え放出してしまった。
シゴかれながら身体にかかる感触があちこちに伝わるが、なおもディープキスをし続けている為どこに飛んでいるかわからない。しかもキスに感じ、かなりの量が出ている様だ。
出し終わった後、あまりの脱力感にヒカルの身体に崩れ落ちてしまった。
光「またいっぱい出たなー」
笑いながらヒカルはティッシュで拭き取ってくれている。俺はヒカルに凭れかかりながらジッとその様子を見ているだけだった。
ヒカルとのエッチは段々と激しさを増してる。乱暴さも同様だ。終わるとグッタリしてしまう。
ただこうやってヒカルの身体に凭れかかるのがとても心地良い。相変わらず俺を受け止めていてくれる。
鏡の中のヒカルの顔を見ると、いつのまにかSの顔から優しい顔に戻っていた。
光「シュウのケツ気持ち良すぎ。我慢できなかったよ」
意味もなく俺の髪を引っ張りながらヒカルが話す。
俺「どんな感じなの?」
光「う〜ん、温かいし全体が擦れるって言うか、少し動くだけでヤバいって感じかな」
俺「よくわかんないから俺も経験してみたいな」
光「痛いんだろ?俺は無理だよ」
俺「でも他の人で試すわけにいかないじゃん?」
光「まぁな。…じゃそのうちな」
なんとなく曖昧になる。ヒカルもごまかす様にキスをしてきた。
俺「夏休みの後は修学旅行とか学園祭とかで忙しいんだろね」
光「なんか無意味に忙しいよな」
俺「こうやってゆっくりできないかもね」
光「そんな事ないだろ。会おうと思えばどこでも会えるんだし、学校でもやれるだろ?」
ヒカル的な前向きな考えだ。
俺「学校でなんてできないよ」
光「いいだろ?いきなりやりたくなるかもしれないんだからさ」
俺「一応場所は選ばないとね」
光「つまんねぇの。家でゆっくりがいいんだったら、今からもう一回やろうぜ」
って事で勢いで二回戦が始まっってしまった。
いきなり向かいあってキスを始める。
光「俺の上に座って」
口調は予想外に優しい。別バージョンという事か。ヒカルの伸ばした足の間に座ると、体が密着できるように引き寄せられる。
すでに反応の良い俺のモノは、出したばかりにも関わらずビンビンになっている。ヒカルのモノも反り返っていてピタリとモノ同士が密着していた。
キスをしながら、いつもヒカルが握ってシゴく2本を俺が握ってみた。わざと裏筋が強く擦れるようにゆっくりシゴくと、予想通りヒカルの口から声が漏れだす。
光「ぐぅ…何回やってもすごい感じちまうよ…それ」
俺「どこが?」
光「裏筋全部だよ」
俺「ここ?」
そう言ってヒカルのモノだけを握り、裏筋の部分を親指で強く擦るようにシゴく。
光「あっ、うん…そこだよ」
珍しくヒカルは俺の攻めに感じ、目を瞑って後ろに手を着き気持ち良さげに仰け反るようにしている。
顔を追いかけキスをしながら左手で乳首を攻め右手でシゴくと、さらに甘い声を挙げ出した。
ヒカルはいつもSだが、身体は比較的敏感だと分かる。乳首を刺激すると呻き声が出る。
裏筋はさらに感じる様だ。シゴきに合わせ不規則に声を出している。俺ほどではないものの先走りも出始め、イヤらしい音も聞こえる。
ふとヒカルが目を開けて俺を見た。
光「なんでおまえが攻めてんだよ」
俺「気持ち良さそうだったから」
光「ふざけるな。許さねぇ」
早速いつものS度を発揮する。
俺『たまには面白いかなと思ったのに。まさか豹変する事まで計算してってことはないだろけど…』
ちょっと残念だ。
光「卑猥な白いケツしやがって。見た目が淫乱なら気持ちまで淫乱になったのかよ」
いきなり俺の穴に指を突き立てる。強引で乱暴だ。感じてしまい身体を捩らせると、さらに執拗に追いかけ奥まで突き立ててくる。
光「かなりいい感じになってきたな。自分で入れろよ」
仕方なく言われるがままにゴムとローションをつけてやり、自分からヒカルのモノの上に跨いだ。
光「積極的だな」
そう言いながら入れる瞬間を、直接ではなく鏡を見て楽しんでる。
恥ずかしさに耐えゆっくりと腰を降ろす。自分でヒカルのモノを握りゆっくりと身体を沈めた。
痛みはあったが2度目だったので割合スムーズに入る。ただこの体勢では自分の体重をコントロールできない為に、つい奥まで入ってしまう。
俺「あぁぁぁ…」
光「どうしたんだ?いいから自分で動いてみろよ」
ヒカルの肩に掴まりゆっくり上下していく。
光「おら、もっと奥まで入れろよ」
俺のケツを掴んで下から突き上げる。これが奥の一点を刺激して異様に感じてしまった。
さらに俺のモノにローションをつけ一緒にシゴき始めた。段々と腰も手の動きも早くなっていく。
鏡で接合部がよく見える様にヒカルは身体を少しずらした。じっくりと見ながら満足げな顔をしている。
しばらくはそのまま動いていたが、急に俺を押し倒し正常位で一気に腰を振ってきた。イヤらしい腰の動きにさらなる興奮度が増す。
一緒にシゴかれ俺はすぐに絶頂の寸前までイってしまう。
俺「ヒカル…そろそろヤバいよ」
光「じゃ一緒にイこうぜ」
かなりの勢いでシゴかれ、我慢できずに声を荒げた。
俺「もっ、もうダメだよ。イク!」
一気に自分の腹の上に放ってしまった。2度目にも関わらずかなりの量だ。
ヒカルは手を離し腰の動きを一気に早めた。
光「…俺もイクぜ」
ヒカルも腰を密着させガクっとうな垂れる様に前屈みになり一気にイったようだ。しばらく肩で激しく呼吸をしていた。
俺は下からヒカルは上から、お互いに目を合わせ笑顔になる。
光「風呂に入ろうぜ」
一緒に風呂に入りすぐに出た後、2人でベッドに横になりしばらく過ごした。夏休みの反省会ってトコか。しばらく話すうち、夜遅くになってしまい知らないうちに眠ってしまっていた。
次の日午前中に家に帰る事になる。
光「昨日も言ったけど、学校でも色々楽しもうな」
俺「時と場合に寄るね〜」
光「そんな返事じゃダメだな。分かってるだろ?なにせ俺達には…?」
俺「時間がない!」
今一つ意味は分からないけど、合い言葉みたいになっている。
光「そういう事。時間を無駄にしちゃいけないからさ」
俺「その心がけはいいよね。ダラダラと無駄に過ごすよりはいいかもね」
光「そうだよ。じゃまた学校でな」
俺「うん」
そう言って家の前で別れた。
帰りのバスの中で考える。
『確かにヒカルといつまで仲良くできるか分からない。卒業までか、卒業後か、それより早く終わってしまう事があるのか。不安は多い。だから時間は無駄にできないって事かな…』
そんなこんなでヒカルと知り合って初めての夏休みも終わり、新学期がやってきた。