その日は高校生活最後の日。そう、卒業式。
結局気になっていたラグビー部の彼(TAKA)には、気持ちをぶつける事ができなかった。
TAKAのことを気になり始めたのは2年の冬。全校応援でラグビー部の試合を見に行った時からだ。それまでは普通に仲のいい友達って感じだったが、その日を境に一気に感情が変わっていった。
僕がいたクラスは男子しかいないので、体育の前や実習で作業着に着替える時なんかは、みんなパンツ1枚になって着替える。みんなトランクスを履いている中、TAKAはラグビーで履くスパッツを履いていた。サカユニ、ラグユニ好きな僕にはたまらない光景だ。スパッツのモッコリ感、引き締まったカラダ。見ていて思わず僕のあそこは元気になってしまった。
それから毎回、着替えるときには必ずTAKAの方を見るようになった。時にはわざわざ彼の近くに行って着替えたりもした。
中でもすごかったのが3年の時の体育祭。部活リレーに出場する彼が、僕の目の前でユニフォームに着替え始めた。もちろん僕はTAKAにくぎづけだ。
するとTAKAが、
「そんなに見られると意識しちゃうじゃん。なんか気になるの?」
と言ってきた。
一瞬僕は「バレてる!?」っと焦ったが、なんとかその場を切り抜けた。
彼の程よく日焼けした肉体、ラグパンからチラッと見えるスパッツ、筋肉質な脚、ルーズに履いてるストッキング・・・
それを見れたことが最高に嬉しかった。
リレーのほうだが、TAKAは3位だった。終わって戻ってくるとTAKAは、
「あ〜疲れた、ちょっとマッサージしてよ。」
と、彼はうつぶせになり、僕に言ってきた。ここまでついてる日はあるのか?と思ったが、僕は迷うことなくマッサージをした。
彼の脚を初めてさわった。筋肉質だけどちょっとぷるんとしてる。調子に乗ってきた僕は、ちょっとふざけてラグパンの中に手をいれた。そう。スパッツの上からおしりを揉んでいる。
「マッサージうまいね。それになんかちょっと感じてきちゃったよぉ。」
彼の言葉で、僕のビンビンになっているあそこは限界に達していた。
こんなことをしながら、彼との最高の体育祭は終わった。