オシャレが好き、ファッションが好き‥‥といった事と、ファッション関連の仕事に就く事は、少し違います。だから服飾専門学校にせっかく入学しても退学する人も多い。
かず君はファッションの世界で何をしたいのでしょうか?
一概にファッション業界としっても関わり方は様々、業界や職種も様々です。ファッションに関わる業界だけでも、アパレルメーカーといった製造業、小売も行う製造小売業、商事などの卸売業、百貨店などの流通小売業、雑誌などのメディア、広告会社、ヘアメイクなどの美容業‥‥等々。職種でも、サービススタッフ、デザイナー、パタンナー、マーチャンダイザー、ビジュアル担当、営業、広報、コンサルタント‥‥等々。
高校生でもできるものは何なのか分かりませんが、可能性としては身体を動かしながらファッション業界を学べる仕事‥‥例えば、倉庫での在庫管理や店舗への納入、ファミリーセールの販売、あるいはサービススタッフ(ショップ店員)、出版社などの雑用かと思います。
仮にデザイナーになりたいとするならば、裁縫ができ服を作れるという技術だけじゃ全く全然通用しません。当然、人間の身体の事もよく知らなければいけませんし、絵画やヨーロッパの文化や服飾、日本やアラブ、アフリカなど非ヨーロッパの文化や服飾などもよく知らなくてはなりません。自分の服を作るとは、十分にそれ以外を研究し尽くした教養がなければ、個性など生まれません。歴史を学び、それを複製し、当時の精神を残しながら自分の服を作るのも勉強。
また、商品として服を売るのであれば、ビジネススキルも必要になるでしょう。
色々と自分で調べ、どこに進むかよく考えてみましょう。