ゲイに限らず人は老後を生きているのではありません。
ニートであろうと、引きこもりであろうと、浮浪者であろうと、ホームレスであろうと、巷間言われているところのいわゆるこれらすべての弱者は、自分自身が選択した生き様(選択を余儀なくされた人を含め)であってなんら恥じることはないのです。
働きたい人は働き、働きたくないのは働かないし、組織に属すことが苦痛であり
ましてや、
その組織が仮にブラック企業で、無慈悲かつ理不尽に搾取されるするよりは、体たらくでも家でごろごろして酒でも飲んでグータラに時を空費したほうが
よほど人間的な生き方だと思っています。
誤解を恐れず申し上げるが、
無論私はこれらの生き方を擁護するのでもなければ奨励しているわけではありません。
税金を律義に払って汗水流して労働する人たちを横目に、のうのうと堕落な生活を浪費しているこれらの弱者に対し苦々しく思い、敵意を抱くのは人情として理解できます。
しかし、すべての人たちが何の疑いもなくもくもくと働くことが正義であるかのような風潮だけは断じてそうではない・体制に恭順であることが正義であるかのような錯覚だけはしてほしくないと言いたいのです。
弱者に選択の余地はもはや残されていなくて、それらの弱者に明日はないのだ
という恐ろしく安直で鈍感な暴力的な論調が、いかに善良な市民といわれる世間一般の人々に
刷り込まれ、これらの思想はいかに弱者にとって脅威で危険な思想であるか、今一度考えなおしてほしいと願うのです。
人生は残酷なほどに不平等であり、度し難いほどに運命に翻弄されます
神を恐れずに言います。弱者を誹謗中傷し執拗にののしり・雑言浴びせて、見下し罵倒していたあなたが、
いつ・なんどき、あなたの身に降りかからないという保証はないのです。