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この研究を行なったのは、コロラド大学の経済学者のNaci Mocan氏とジョージア州立大学の同じく経済学者のErdal Tekin氏で、彼らによれば、容姿の劣る若者は、いわゆる美男美女のみならず平凡な顔立ちをしている若者と比較しても、犯罪を起こす可能性が高いのだという。
2人は、連邦政府の資金援助の下、高校生1万5000人を対象に質問調査を行なった。2人はその際、調査官に対して、回答者の容姿をvery attractive(美)からvery unattractive(醜)までの5段階で格付けするよう指示した。そうして収集された回答結果と容姿の格付けのデータとの比較分析を行なった。
その結果、容姿の美醜の長期的影響は小さいものの、しかし確かにそこには一貫した傾向が見られるとの結論に至った。その結果によれば、容姿がいい人ほど犯罪を起こしにくく、容姿が悪い人ほど犯罪を起こしやすい傾向があることが明らかになった。尚、今回の研究で検討された犯罪は、不法侵入や麻薬売買など計7つの犯罪に関してのみである。
また今回以外にも、容姿の悪い男性女性は雇用される確率が低い、また、容姿のいい人に比べて稼ぎが少ない、という研究結果も出されており、このような境遇が彼らを犯罪に導いているのではないかと、Mocan氏とTekin氏は結論付けている。