▼ゆうさん:
欧米では(つまり、そもそもの)バレンタインは「愛の日」ということで、性別に関係なく贈り物をする日なのです。別にチョコレートをあげるわけでもなく、定番はバラの花束なんだそうです。
バラの花束とテディベア。本当にステキです!
旅行のとき、ちょうどたまたま帰る日がバレンタイン・デーだったことを思
い出しました。泊めてくださったkさんが、職場の同僚の方(みなさんゲイだと知っています)やパートナーの方から、日頃のおつきあいへの感謝の気持ちとして(それこそ愛ですよね)、バラの花束やテディベアなどの贈り物をもらって本当にシアワセそうでした。
日本と違ってなんてステキなんだろう!って、こっちまでシアワセな気持ちになれました。
メキシコではバレンタインデーにゲイやレズビアンのカップルたちが結婚式を挙げるというイベントが行われたりしたそうです。これこそ「愛の日」。二丁目とかでもやれたらいいかも!
日本のバレンタインも、そもそもの「愛の日」という精神で、男性とか女性という限定をとっぱらって自由に気持ちを表現できる日になったほうが、ゲイもレズビアンもトランスジェンダーも、より大勢の人が参加できますよね!
どんなバレンタインなら盛り上がる?
レインボーカラーのようにいろんな愛の表現がOKになれば、もっと大勢が参加できるバレンタインになりそう!
同じ「ラブラブ・イベント」でも、クリスマスがゲイの間でも重要なイベントとして認識されているのに対し、バレンタインはイマイチ盛り上がりに欠けています…。
初めに述べたような理由もありますし、告白とかは別にバレンタインじゃなくても年中できるからです(ある意味、毎日がバレンタイン・デーなのです)
もしも企業の方がバレンタイン商戦の一環としてゲイ向けに何かを売ろうと考えるなら(あるいは、ゲイに限らず、お菓子メーカー以外の企業がこの市場に参入しようとするなら)、
欧米のように、性別に関係なく誰でも自由に贈り物ができる「愛の日」としてのバレンタインにパラダイム・シフトしてはいかがでしょうか?
日本経済の活性化という意味でもたいへん有効だと思います。
バラの花やテディベア、香水、アクセサリー、旅行券など、もらってうれしい物な
ら何でもプレゼントできるようにすればよいのです。お中元やお歳暮のように、選
べるカタログなんかもステキですよね。
また、「愛の日」だってことになれば、すでにパートナーがいる人たちは、おうちで豪華なディナーを作ったり、レストランに出かけたり、映画やお芝居を観に行ったり、旅行に行ったり、いろんな過ごし方をしようと思うハズ。
多様なニーズに合わせて「バレンタインならではのロマンチックな過ごし方」を提案することだってできるわけです。
2月はただでさえ寒くて消費行動が停滞しがちな季節。せっかくの「愛の日」をうまく盛り上げることができたら、いろんな意味でステキな日になりそうですね