何となく気持ちを何処かに書きたくなったので書かせてください、板違いだったらすみません。ただの自己満なので、貶されても構いません。
A君と最初に仲良くなったのは中2の時でした。
あまりクラスに馴染めていなかった僕に、彼は屈託のない笑顔で
「メアド教えてー!」
と気軽に声をかけてきてくれたんです。
その後は彼のお陰でだんだんと友達が出来るようになり、いつのまにか僕の頭の中はA君のことで一杯になっていました。
彼には実は好きな人がいるのですが、僕は別にA君と友達以上の関係になりたいなどとは望んでいないため、よく相談に乗ったり、仲を取り持ったりしてあげていました。
彼はこっちの世界に対して嫌悪感を抱いていますし、勿論自分の性癖についてカミングアウトすることはできません。
そういった話になると、僕は彼に合わせて同性愛について非難したりします。
一緒にいて辛いときは、というか辛いことの方が結構多いけれども(笑)、A君に何か困っている事があるならば、力になりたい…そう思って普段から付き合ってきたところ、彼は僕の事を親友と呼んでくれるようになりました。
嬉しい限りです。
いつも僕は嘘ばっかりついているのに。
先日高校を卒業し、僕らは別々の大学に入学しました。
つい昨日、晩御飯を一緒に食べたときに、彼は最近気になる人がいるんだ、という話をしてきました。
僕は彼には将来幸せな家庭を築いて欲しいと思っていますし、これからもきっと彼の恋愛を応援してつづけるでしょう。
そして、いつか、彼は結婚し、僕とはほとんど連絡をとらなくなるのでしょう。
気が付くと僕はひとり年をとっていて、そのときふと思うんだと思います。一体僕には何が残っているのだろう、と。