▼薬屋シンさん:
> 兄さんのご意見はごもっともですが、あっしはひろきにほれちまったのですよ。最初の夜家に送る途中であっしの手を握り、助手席で丸くなってあっしの腕にしがみついたやつを、大事にしたいと思いやした。
>ひろがすきなんです。
>あっしの中の特別はひろきになりつつあるのに、ひろきにとってのあっしは、たくさんおるおにいさんのうちのひとりにすぎない。そこがひっかかちまうでやんす。
もう答えが出てるのに、それをうまくまとめる事が出来ていないだけですよ。
薬屋シンさんは、ひろき君の事を好きになってしまった。でも、ひろき君にとって、薬屋シンさんは「たくさんいるお兄さん」のひとりにすぎない。つまり、ひろき君は、薬屋シンさんの事を好きでも何でも無いんですよ。会って最初の夜の出来事だって、その場でそれらしく甘えてきただけ…。他にステキな人が目の前に現れれば、同じような手段で相手を誘惑して、きっとすぐにその人とセックスしてしまうような人なのでしょう。結局、その場限りのセックスを楽しめればそれで良いと思っているだけなのでしょう。
そんな人を好きになっても、今の薬屋シンさんのように悩んだり苦しい思いをしてしまうだけじゃないですか?
もう、ひろき君の事は綺麗サッパリ忘れて、もっと信頼出来るような人を好きになれるように行動の方向性を変えてみてはどうでしょうか?
その方が、ずっと幸せになれると思いますよ。