▼タカさん:
この種のご相談に関して、周囲の方がどのような反応をなさるか解かりませんので、あえて苦言を呈させていただきます。ご容赦願いたく思います。
さて、幸せというものは、人それぞれ。という意見も有りますが、自らを偽って本当に幸せを得られるのか。といえば、否だと思います。であっても、残念ながら彼の選択は、彼のみのものではないでしょうか。他人がどうこう言える権利は無いのだと思います。また、彼の主張もある一点からは正しい面もあるのかもしれません。親に理解を求めず、周囲に理解を求めず、異性愛者からの痛い風から遠ざかり、暮らしていくためには、やはり異性愛者として生活するしかないのが今の現状だと思います。私の地元は、あまりそういったことはないですが、本州だと『同性愛者=罪、恥』という考え方があるのではないでしょうか。大変無益な考えだとは思いますし、憤りを覚えますが、これもまた事実だと思います。
彼がチャンスと思ったことが、果たしてチャンスであるのか否か。本人がよくご存知だと思います。心の中で決してチャンスとは思っていないでしょう。彼は『チャンスと思いたい』だけではないでしょうか。でも、それは、彼にとっては大きな決断だったのではないでしょうか。逆に言えば、貴方の存在自体がその決断をためらわせる程度のものでしかなかった。ということなのかもしれません。存在が大きく、普遍の愛情を感じれば、あるいは「このままでいたい。」と強く願ったのかもしれません。
まずは、ご自分を正す必要性があるのではないでしょうか。性的なことを考えれば、はっきり申し上げて女性相手のほうが楽だと思います。男性同士の性はどうしても未来が見えない、と感じるのではないでしょうか。女性とのセックスは、子供を授かるという意味で、未来まで続く行為ですから、そこに安心感を見出す人がかなりいると思います。
彼を、すべての不安から開放してあげる必要は微塵もありません。恋愛において、不安や障害は二人で乗り越えるべきだと思いますが、必要なのか、包容力なのではないでしょうか。全部満足させてあげる!というのは、完全な私見ですが、甘えに感じてしまいます。彼が『そう、じゃあ僕の不安をすべて取り除いて』といわれたり『私が考えていること当ててくれないのに、満足させてるんだ』と言われた時、相手をどれだけわかってあげていないのか解かるのかもしれません。甘え上手な人は、実は包容力に富む人なのではないでしょうか。彼を自然と甘えさせてあげることができれば、そして、彼がそう認識すれば、満足。と思うのかもしれません。少なくとも、彼は満足していないのではないでしょうか。
これから、どういった形で選択するも貴方の自由です。彼を引き戻すのもいいでしょう、はっきり言えば、一方的な愛で殺してしまうのも実は選択肢です。ただ、そういったすべての選択肢のどれを選択し、その責任を全うするかが重要で、そのやり方が誠意の表れる点なのではないでしょうか。そして、誠意を表すことによって彼が戻ってくるのではないでしょうか。がんばってください。 JING