▼元基さん:
それは、ご自分自身の姿ではなく、仮面を被っているだけだからでは無いでしょうか。人間は、別段表情を作ったから、心の奥底まで換わるものではないと思います。確かに、穏やかな表情を作れば、心も落ち着く傾向にあるとは思います。でも、自分を偽って、悲しい時に笑顔を作っても意味が無いように、穏やかに、懐を深くする。ということが、自分自身にならない限りは、結局は偽りですから、他人からも偽りのものしか受け取ることが出来ないのではないでしょうか。
つまり、本当に懐を深くし、人と接しやすいようにするということは、至難の業だと思います。それよりも、自分らしいこと。と、いっても、我儘にではなく、どちらかといえば、自分の素を出していく。そして、自分の悪いところを改善するように、そして、自分のいいところを伸ばすように努力し続ける。この姿をそのまま出しているほうが、よほど人から好かれたりするのではないかと思います。
おそらく、はじめのはじめは、表面から作って言っていいのだと思います。しかし、本当の懐の深さというのは、誰かが憎々しい事をしても、心から許せるような、そして、暖かい笑顔とは、泣いている赤ん坊がふぅっと泣き止むような、そんなものなのではないでしょうか。赤ちゃんと接していると、ふとした拍子に優しい表情に自然となると思います。それが無い時は、自分に余裕が無いか、本当に心に優しさが足りないのだと思います。
がんばってください。孤独というのは、他人に対して自分が自分で接せないことが原因だと思います。どうぞ、自分というものを"今の自分"ではなく、前向きに進むいい部分の自分、そして、努力した結果得たものを個性というのだと思いますが、その個性を表面に出していったほうがいいのではないでしょうか。 JING