男性教師と男子高校生の愛は
はっきり申し上げて「禁断の愛」です。
禁断の愛を地獄にたとえて、意味深長な言葉があります。
「悪人が地獄に落ちるのは生前の賞罰ということではなく、その人にとって似つかわしいからです。ゴキブリにとっては薄汚い台所の隅こそが安住の地であるのです。」
禁断の愛を甘美に感じるというのは、その人はそういう恋に安住できる人なのだということなのでしょう。
行き着く先は地獄でしょうが、地獄こそが彼らの安住の地なのかもしれません。
地獄を選ぶも天国を選ぶも、その人次第です。僕は、禁断の恋に何ら魅力を感じないし、ゲイの恋人との生活に安住していますから、地獄は選びませんが。
禁断の恋に走って、学業を捨て、親・先生を悲しめての先には何が有るのでしょうか?
孤独と疑心。
君が先生から彼女を奪えば裏切られる。
仮に、
首尾よく先生との恋が成就できたとして!裏切れば乗り換えられる、そういう運命が待っています。
あこがれの先生に恋心を抱くというのは!
絶叫マシンへのドキドキが、隣にいる先生へのドキドキに変換されてしまう、というアレです。
悪いことをしている、バレたらヤバい、というドキドキ感が気持ちを増幅させる
ブースターのようになっているのかもしれません。
というわけで
やがて、いっときの興奮は急激に冷めて
「ドキドキ感が減り、恋の相手が以前よりもが退屈に見えるようになる」でしょう。
禁断の恋を追求して、どうなるのか。
誰かには恨まれると思います。先生を慕う君の同級生はたくさんいるはずだからです。
そして、
自分だけ無傷ではいられないと思います。
禁断の恋を強引に自分に引き寄せたところで、どうでしょうか?
その人間の心の持ちようですが、
それでも、
幸せ、というのは、主観ですから、
幸せには見えなくても幸せな人間もいます。
でも、
後悔して泣き暮らすことになるかもしれないですよね。
やはり、
禁断の愛を、先生に告白する前に、闇へと片づけると、いいのですがね。。。