色々悩みますよね!僕も君と同じく
ノンケの子に恋してさまざまに苦悩しましたからね。
それでは、僕が「好きになったノンケにどうやってアタックしてきたか」を、お話しいたしましょう。
予めお断りしておきますが、僕は「ノンケとゲイは簡単には2極化できない」と考えています。男と女の区別でさえ、トランスセクシャルやインターセックス(半陽陰)といった人々がいるのです。
自覚の有無はともかく、ノンケとゲイとの中間にいる人や、中間にいる時期がある人は存在してしかるべきであると思います。
なので、ここでいう「ノンケ」とは、同性を愛するという意識が顕在化していない人を指します。
また、言うまでもありませんが、僕と同じ事をしても必ず成功するとは限りません。
事実、僕自身数々の失敗を重ねて(うわぁぁ、思い出したくないッ!!)きました。
スネは傷だらけです(それーでーもワターシーは生きーてーいるー)。
では、傷つく勇気のある「愛の狩人」のみ、この先をお読みクダサイ。恥も外聞も捨てて、赤裸々に書きますからね
ゲイライター/ドラァグクイーン。パレードやHIVなどのコミュニティ活動も。
相手を見極める
前述したように、やらなければならないことは、
相手のハードディスクの奥深くに眠る「同性を愛するアプリケーション」を探り出し、起動させることです。
しかし、アプリケーションがインストールされていない人や、ゲイフォビアという強力なセキュリティがかかっている人がいて、そういう相手の場合は僕の経験上、歯が立ちません。
また、起動可能なアプリケーションを持つ人でも、すべてのゲイが起動させられるワケでもありません。あなたが起動することができるアプリケーションを持つ相手かどうか、じっくり観察することが大事です。
起動可能な相手ならば、色気のある態度で接してきたり意味もなく避けたりするのでわかります。キイワードは、「恥じらい」「ふれあい」です。
焦らない
好きな人相手には、とかく焦ってしまいがちです。
好きでさえなければ正常に判断できることも、好きであるが故に相手の一挙一動に一喜一憂してしまい、判断が狂ってしまいます。
いいことも悪いことも、ガーンと心に響いてしまうのです。ある程度時間がたてば、そんな状態から一応は落ち着いて、もっと相手を冷静に見られるようになりますから、
すぐにどうこうしようとしないで冷却期間をおきましょう。
好きだということを、周囲の人間に気づかせない
カミングアウトが済んでいる人に多い失敗が、「○○くんステキー、スキスキスキー!!」と周囲の目も気にせず大騒ぎしてしまうことです。
好きだという気持ちが膨らみすぎて、苦しくて言葉として吐き出さずにはいられない気持ちは、ものすごくよくわかります。
しかし、その瞬間から、自分ばかりでなく好きな相手までもが周囲の人の好奇の目にさらされてしまいます。
ちょっと一緒にいただけで「アヤシーイ」と言われ、呑みにいこうと誘おうとしただけでストーカーと言われるかもしれません。
二人きりになれるチャンスは相手の方からオミット・・・なんてことにも。よっぽど自分の味方になって情報を集めてくれるような人でない限り、
二人の共通の知り合いには、話さない方が賢明。
自分のセクシャリティを、相手に押しつけない
これも主にカミングアウト済みの人に心配なアヤマチ。
自分がゲイであるということを認識したときの悩みを、忘れてはいけません。同性を愛するアプリケーションを持つ人でも、そんなふうに悩みたくはないのです。
「アナタの中にも、同性を愛する部分がある筈だ!」「同性とだって、恋愛してみてもいいじゃないか!」などと詰め寄ったりされたら、自己の中に同性を愛する部分を持つ人ほど怖がります。
相手から激しく拒絶される危険性があります。だいいち、自分だって「あなたにも女を愛する部分はある筈でしょ!」なんて詰め寄られたら困る筈です。
相手をほめよう
僕は、好きになった相手をとにかく褒めまくりました。
「キミは、マジでカッコイイ!!」「本当に素晴らしい!」「美しい!」「神様みたいだ!」
僕の場合、好きになると本気でそう思ってしまうので口に出さずにいられなかっただけなんですが、相手は「自分に価値を見いだしてくれている人」として、
だんだん僕に心を開いてくれるようになりました。
斜に構えずに、素直に褒めましょう。わざとらしくならないコツは、「相手がどこを褒められると喜ぶのか知ること」と「本気で素晴らしいと思える部分はどこなのかを具体的に見つけること」です。
二人きりになるチャンスを作ろう
二人きりで何かをしたという積み重ねは、強力な武器になります。
相手がどんなことに興味があるかを徹底的にリサーチして、先回りして情報を集めましょう。「自分が興味を持つことに詳しい人」と相手が認識すれば、誘い誘われの仲になれるチャンスもグッと増すはず。
二人きりになったら、相手の考えや思いに耳を傾け、聞き役に徹しましょう。ヘタに意見をぶつけて心を閉ざされるよりも、聞き役の方がベターだと思います。「周囲の誰よりも自分を理解してくれている人」という認識を相手が持ってくれたら、大きく前進!!
マッサージの達人になろう
これはちょっと裏ワザっぽいのですが、経験上、マッサージを介して結ばれた率が高いのデス。
というよりも、相手が「抱かれてもイイかな」ぐらいに考えている場合、マッサージ(あくまで指圧ですよー)してあげている間に、
何らかのサインを示してくる場合が多いのです。
そのサインは、人それぞれ。ゼッタイに見逃さないよう、全身全霊で相手に神経を集中させることが大事です。
逆に、相手に全然その気がないことがマッサージの最中にわかることもあります。でも、好きな人の体にさわれるだけウレシイじゃありませんか。どうやったら自然にマッサージするシチュエーションにもっていけるのか、だって・・・・?
ふっふっふ。本当に好きなら、思いつくはずです。
長々と一方的にまくしたてましたが、
とにかく、失敗を恐れず行動することです。
カミングアウトという観点からは、ひとそれぞれに置かれている境遇・環境によって、価値観の相違など
その当事者によって千差万別ですから、他者に譲るとして、ここではあえて言及しませんでした。
健闘をいのりますね。
ここまで書いておいてナンなんだけど、一生懸命やってもダメな時はダメです(当たり前ですけどね)。諦めが肝心なときもあります。僕も、何度も転んでケガをしました。特にカミングアウトなどが不可能な環境にある人の中には、後悔するような結果となってしまった方もいます。
やっぱり恋愛は同じゲイ(レズビアン)とがオススメですよ。ノンケ喰いはバス釣りと同じ。釣ったら水に帰してあげなきゃなんないんだから。このへんの切なさは、プイグ著「蜘蛛女のキス」を読む(映画やミュージカルじゃダメ!!小説ですよ、小説)と、イタイほどわかります。特に、カミングアウトできない人は鬱積を溜めがちだから、傷つくことがいっぱいあります。気をつけて下さいね。
でも、通うはずのない相手と心が通い合った瞬間の、あの甘美な体験は忘れられない思い出でもあります。
いずれにせよ、悔いの残らないように冷静に判断した上で、今回の記事は参考にしてクダサイね。GOOD LUCK!!