君の 投稿文を読み、縷々(るる)自分自身や相手の性格やら人間性を分析していますが、
確かに君は、並み外れて親切で、人に協調して、人をよく助けようとしている善人です。
しかし、君が自分や他人を愛するのは、
いつも単に自分の財産の容器(自分自身の領域の利害に限って)としてのみ そうであるかのように 思われるのです。
君は、愛に憧れるけれど、
愛の実現の条件である、
根源的な、「魂」そのものを相手に傾注するという一点を欠いています。
このことは、愛を成就するうえで、致命的と言わざるを得ません。
君が、愛する相手に常に疑心暗鬼し、
はたまた、常に自分のメガネにかなった、自分の理想というブェールに包もうとしても、
その要求は、あまりにも
相手にとっては過酷で束縛を強いるものでありませんか。
それは、相手との対等なる絆も愛も望むべきもないと思うのです。
君は、理想と現実のあいだの隔たりに苦しんでいるようですが、
まずは、君自身が自分の視点からしか世界を見ることができない、その傲慢かつ・自己愛から脱却すべきであると思うのです。
うがった見方をすれば、君は、
眼前の他人には鈍感だが、他人が自分をどう見ているかに極めて敏感なのです。
このような性格のひとは、 得てして相手を独占したい欲望が強い男であるから、相手を(愛の対象として)共有することは難しいと感じます。
裏切られても、捨てられても、愚直だと相手方から罵られても、
愛する相手の性格も人間性も全て込みで、 一途に愛するのではなくして、
君が望むところの
理想の愛は為し得ないのです。