はるさんは典型的なホモフォビアというか、
同属嫌悪を露骨に顕すひとですね。
実は、ゲイの同志にはこのホモフォビアが大多数を占めているのです。
だから、はるさんの境遇がよく理解できますよ。
ホモはたしかに、性的マイノリティ(少数派)ですが、しかし、
はるさん!!
自分自身のセクシャリテーは換えることはできないのです。
無理に異性を愛そうとしても、自己欺瞞にどれたけ耐えうるのでしょうか?
ホモフォビア (Homophobia) とは、同性愛または同性愛者に対する不合理な恐怖感・嫌悪感・拒絶・偏見のことで。
男性同性愛に対するものケースが多いのですが。
合理的な理由(例えば「過去に同性から性的接触を迫られた被害経験が有る」など)から恐怖感・嫌悪感・拒絶に至る場合は、ホモフォビアの定義に該当しません、
はるさんはこのケースから外れると思います。
もうひとつ、
「異性装・心身の性の不一致に対する恐怖感・嫌悪感・拒絶」もホモフォビアの定義に該当しません。
したがって、性的少数者(LGBT)への敵対全てを無差別にホモフォビアと断ずるのは誤った用法であるのです。
ホモフォビック (Homophobic) とは「同性愛者に対する偏見のある」という意味で、「同性愛者に対する恐怖感・嫌悪感を持つが同性愛者を客観的に把握している」は含まれない。ホモフォビックな人物はホモフォーブ (Homophobe) と呼ばれる。
ホモフォビア・ホモフォビック・ホモフォーブという語が、不合理・偏見を定義に含む以上、対象(思想・人物など)をホモフォビア・ホモフォビック・ホモフォーブと明確に判断できない場合も存在しうるのですが。
例えば、「HIVが同性愛者から両性愛者を経て異性愛者に伝わる可能性があるのだから、コンドームの着用が疎かになりがちなゲイがHIV感染者の増加を助長している。
よってゲイは社会の成員として好ましくない。」という理論
誰かによって提案され、HG理論に同意してゲイを拒絶する人物(Aさん)が居たとする場合、Aさんがホモフォーブであるか否かの判断は、HG理論が偏見であるか合理的であるかに依存する。
しかし、HG理論の整合・不整合を断ずるに足る正確な資料を用意する事は事実上不可能であり、Aさんがホモフォーブである可能性を否定も肯定もできない。つまり、ホモフォビア・ホモフォビック・ホモフォーブという語の使用は、同性愛または同性愛者に対する忌避の原因が不合理・偏見であると明確に断言できる場合に限定されなければ、合理的な理由で同性愛または同性愛者を忌避する思想・人物に誤った評価を与える語になってしまう。
「同性愛に対する忌避の全てが不合理・偏見に基づいている」とする「ステレオタイプな反同性愛者像」を信じて止まない者が正確に使いこなすのは難しい語である。
はるさんは、まだ若いし、ゲイに対する偏見・差別がいまだに著しい現状にあって、
世間体を考慮するのは、当然だろうし、
社会的に、出世にも支障を期すと考えても不思議ではありません。
ここで、ゲイであることをカミングアウトする是非については、論じませんが。
はるさん自身、セクシャリテーを変えられないかぎりにおいて、
ゲイに生まれた苦悩に生涯翻弄されることは、
避けられない運命であることは論を待ちません。
はるさんが、世間からゲイであることを伏せて、(クローゼット)隠花植物として生きるのも、
ひとつの立派な生き方の選択だと思いますよ。