▼kさん:
kさんは、「不満があるとすぐに伝えてしまい、わかってもらえるまで言ってしまう性格」何でしょうか?
この不満を一度、冷静に分析してみてください。その不満の原因というのは、大概が、相手が自分の思うとおりに動かない(言ってくれない)ことから起こる「ストレス」ではないでしょうか。
●他人と過去は変えられない
kさんにお伝えしたいのは、「他人と過去は変えられない」ということ。自分の思いどおりに他人に動いてもらうことは、基本的には難しいという現実です。
誰だって自分の意見を受け入れてもらえないうえに、相手から意見を押し付けられたら嫌気がさしますよね。これは彼も同じ思いなのではないでしょうか。
きっとkさんは、ご自分のことを誰よりもわかってもらいたいからこそ、思いをストレートにぶつけてしまうんですよね。ですが、お互いを理解し合うということは、自分の気持ちを100%、相手に把握してもらうことではありません。
自分とは違う相手の意見を受け入れることも、理解するうちに入るのではないでしょうか。
ですから、「我慢して爆発」するのではなく、相手の意見を認めた上で柔軟に受け入れる姿勢も、kさんには必要かもしれないな、とご相談内容を読んで感じました。
とはいえ、「ここは譲れない!」という部分もありますよね。
私事で恐縮ですが、僕自身は常に「ありがとう」と伝えることを実行しつつ、何かをお願いしたい時は、「それをすることによって相手も得られるメリット」を付け加えています。
その、メリットは!
一例を挙げると、ほんの些細なことですが、僕はトイレを使用したらシートのフタを必ず閉じますが、相手はずっと、フタを閉じない生活スタイルを続けてきていました。ここで、「トイレのフタ、閉じてよ!」と言っても、相手の生活習慣はそう簡単には改善されませんし、することも難しいと思います。
そこで僕は、「風水ではトイレのフタを閉じると金運が上がるそうなので、お願いします」と伝えました。金運が上がるかどうかは別ですが、これは相手も得られるメリットと言えるのではないでしょうか。
親しき仲にも礼儀ありということばkさんも御存じかとおもいますが
「ありがとう」という言葉は、作ったご飯を完食してくれた時、ゴミ出しをしてくれた時、ストレスのはけ口になってくれた時……数え上げたらキリがありません。1日に何度も言います。
彼氏との恋愛期間が長いということですから、恋人同士であれば、さらに気遣いが必要ではないでしょうか。「親しき仲にも礼儀あり」は、恋人同士でも、
例えば夫婦でも変わらない、共通のルールだと思うのです。
この、「親しき仲にも礼儀あり」を頭の片隅に入れておけば、常に相手の立場に立って物事を考えられるようにもなります。「こう言ったら相手はどう思うか」と考えてから、思いを言葉にする訓練ができるのです。
ですから、なかなか難しいかもしれませんが、kさんも練習してみてください。
比類なき恋人を手放したくないのであるなら実践してみてください。
彼と、幸せなおつき合いが続きますように祈ってますよ。