まず、HIV感染やAIDS=死ではありません。
治療は格段に進歩しています。人にいわれて持てるもんでもないと思いますが、希望を持って欲しいです。
医師からの話しもあったと思いますが、まずはエイズ治療拠点病院など専門医のいる医療機関を受診して下さい。そこで今の状態を検査しないと、今後の生活含め不安ばかりが先行してしまうと思います。
そして、体調が良くても悪くても定期的に検査を受けて下さい。
免疫状態を示すCD4陽性Tリンパ球や血液中のHIV-RNA量(ウイルス量)などの数値は治療開始時期を決めるパラメーターになりますが、これらは検査をしなければ分かりません。
経済的負担の面で心配なことがあれば医師や医療ソーシャルワーカーに相談し、心配を減らして下さい。
例えば、高額療養費付加給付金、身体障害者手帳、自立支援医療、重度障害者医療など、医療費サポートなどの制度があります。
精神的なケアサポートもNPO、民間公益法人、ボランティア団体などでも電話相談をはじめ色々あります。
病気に対する正しい理解や治療の現状については、医療機関のホームページにも掲載されています。
例えば、国立国際医療研究センター病院エイズ治療・研究開発センターや、国立病院機構大阪医療センター HIV/AIDS先端医療開発センター、東京大学医科学研究所附属病院感染免疫内科などのホームページです。
保健所での陽性という受け入れ難い事実を目の当たりにし、不安でたまらないと思いますが、どうか自身の身体を信じ、希望を持って欲しいです。