参考になるかどうか判りませんが
私が中学3年の時の話です。
その頃の私は英語や地理・歴史などの暗記が必要な科目が苦手でした。
では、その他の教科は成績が良かったのかと言えば
さほどでも無く、赤点を取らない程度のパッとしない成績でした。
受験まで僅かと言う事で気分は落ち込み何事もやる気が起きない毎日でした。
親は塾に行くよう勧めますが、お金を出してまで馬鹿さ加減を披露するなんて
塾に行く奴は頭の良い奴が行くんだと決めつけていたように思います。
そこで思いついたのです。
義務教育だし生徒が教えて欲しいと言えば教師は拒否しないだろう。
塾に行けば金が掛かるけど、学校の先生に訊いてもタダじゃないかって。
その日の昼休みに職員室に襲撃をかけました。
「先生、数学の此処が解らないので教えて下さい」
「此処は、このように考えるんだ」
まだ理解できないでいると
「〇〇先生、このように説明してみてはどうでしょう?」
2〜3人の先生が集まってきました。
もともと数学のように公式を一つ覚えれば、その応用でなんとかなる教科は好き
でしたが得意ではなかった自分は不思議な光景を見た気がしました。
その時、先生は嬉しかったと話していました。
「teru、何故テストがあるか知っているか?テストはな、その生徒がどれだけ理解したか知る指針でもあるけど、教師にとっては、どれだけ生徒に理解させられているかを試される時でもあるんだぞ。どうやったら理解させられるか反省する機会でもあるんだ」と言っていました。
「何時でも来い、俺がいなくても誰かが教えてくれるはずだから」
まあ中学と高校・大学と違いはあるかも知れませんが、
訊けば教えてくれたりしますよ。
『好きこそモノの上手なかれ』というように好きになれば視界も広がって来るかも
知れませんし。また、そういう姿勢を見せていると、努力を評価してくれるものです。頑張って下さいね。