カミングアウトはすべきか?という問い、「べき」という義務、英語のshould的な題名の問いに対して答えるならば、別にカミングアウトする義務は全くないと思います。
気持ち的には、その仲の良い友達にカミングアウトしたいということですか?
経験談ですが、自分の場合、やっぱり大学生の頃、カミングアウトしたくなりました。理解されたい欲求、もっと自分を曝け出して居心地のいい関係が欲しい、そういった気持ちがベースにあったと思います。要は自分の欲求、エゴです。
最初バイト先の一つ年下の女の子にカミングアウトし、その後そのバイト先に拡散、学校の男友達にもカミングアウト、家族にはDVDやパソコンからカミングアウトまえにバレちゃいました。反応は親が一番キツかったです。
カミングアウトの反応、身近な友人・知人がゲイ或いはバイだと知った時の相手の反応、捉え方は人それぞれです。皆から理解されたり、好かれたりするのは無茶なことと同様に、それは致し方ないことです。価値観は人それぞれですから。因みに、バイといっても相手はゲイと大差なく「男好き」と理解されることが多いと思います。自分はバイって言った時は、女もいけるっていったってオナニーするネタは男でしょ?バイぶってるゲイよーなんて言われました。
カミングアウトというのは、自分の欲求から生じる一方的な行為だと思います。自分の意見として、カミングアウトしたけりゃすればいいと思います。
からかわれようと、軽蔑されようとも、それは自己責任です。欲求から派生した行為なら、反応はどうあれスッキリする部分はあると思います。カミングアウトしたら、「○○○=男好き」というレッテルがその後ついてまわります。そのレッテル、情報があった方が今後の友達づきあいをより良くすることもあります。逆にそのレッテル、情報が相手を困らせる、コミュニケーションを戸惑わせることもある。カミングアウトしたらそれも含め自分の責任として相手を困らせない対応をすることも必要だと思います。
ぶっちゃけ本来、相手からみたら、男友達がゲイかバイかノンケかなんてことは、たいした問題じゃない、どうでもいいことだと思う。男友達ということに何ら変わりはないんだし。
因みに、最近はあんまりカミングアウトしなくなりました。友達にしろ、同僚にしろ、社外の人や学生にしろ、彼らと楽しい時間を過ごしたり、何かを一緒にやったりするのに、セクシャリティはどうでもいい。隠すつもりもないけど、敢えて改まってカミングアウトする気にもならなくなりました。
自分はそう思います。
冒頭に文法であげ足をとるようなつっこみをしてごめんなさいね。