▼裕太さん:
・子どもに多い睾丸捻転(回転)症
睾丸に出入りしている睾丸動脈、精管、精索静脈は、精索(せいさく)と総称され、
全体が薄い膜で覆われています。
この精索がねじれて、陰のうの中で睾丸と副睾丸が回転する病気で、乳児期や10〜14歳に
多くみられます。
睾丸は通常、陰のう底部にしっかりと固定されています。ところが、きちんと固定されていない場合には、
正常な位置より90℃ずれたり、ときには2回転することもあります。
睾丸捻転症は、陰のうの部分が、ある日突然腫れて痛み始めます。吐気や嘔吐、発熱を伴うケースも
みられます。こうした症状は急性睾丸炎などでも生じますが、陰のうを持ち上げた時に、急性睾丸炎では
痛みが軽減するのに対し、睾丸捻転症では痛みが強くなることで判別できます。精索がねじれると、
睾丸に血液を送る血管が閉塞して、睾丸への血流障害が起こります。治療が遅れると、
睾丸が壊死して機能が失われるので、一刻も早く治療を受けることが大切です。
どうですか、当てはまりますか?
もし当てはまるようでしたら緊急性があるので
夜間対応の病院に電話して今から来院するかどうかなどを相談されてはどうでしょう。
お大事に。