▼あさん:
亀頭包皮炎の疑い。
亀頭包皮炎とは、ペニスの亀頭の部分が赤くただれてしまうもののことを言います。
セックス、オラルセックスの際、気付かないうちに亀頭に傷ができてしまうことがあります。
その傷が治る前に菌が入ってしまい、炎症を起こすのが「亀頭包皮炎」です。
包茎の人により多く見られる症状で、(セックスする際に)菌をもらって(カンジダや淋菌など・不潔な手・指・歯槽膿漏の口・女性の膣内?でも)うつることもあります。
症状は、どんな菌が入るかによって違うところもあり、またどんな菌でも同じく出る症状もあります。
亀頭包皮炎の症状としては、「ペニスが赤くただれ、腫れる」「若干痛みがある」「かゆい」などの症状が現れ、淋菌が入った場合は「亀頭の部分が腫れ、黄色い膿状の液が出る」という症状が出ます。
この時、入った菌がカンジダだった場合は「カリ」「包皮」に白っぽいカスが付着し、かゆくなります。
赤く腫れる、痛みやかゆみがあることから、亀頭包皮炎にかかった人のほとんどは「これはおかしい」と異常に気が付きます。
この時大切なのは、「性器のことで病院に行くのは恥ずかしい」などと思わずに、「おかしい」と思った時点で病院に行くことです。
放っておくとどんどん症状が進行してしまいますし、どんな病気でも早くに手を打ったほうが治りも良いからです。
それに、感染している最中にパートナーとセックスをしてしまえば相手に病気をうつしてしまうことだって考えられます。
大切なパートナーに病気をうつしてしまったら、後悔してもしきれるものではありません。
亀頭包皮炎の治療は軟膏を塗って行いますが、淋菌やカンジダが原因となっている場合は別の治療をしていきます。
淋菌が原因となっている場合は抗生物質、カンジダが原因となっている場合は「抗真菌剤」を使って治します。
また、亀頭包皮炎の治療には「身体を清潔に保つこと」が欠かせません。
できるだけ患部を清潔に保ち、ウイルスが広がりにくい環境を作ることが治療にも予防にもつながるでしょう。