一言で「集団ストーカー被害者」と言っても、集団ストーカーの発症には基本的に4種類あり、空き巣や実際のストーカー被害体験から被害妄想になる「事件起因」と、心理的な資質による「心的起因」と、薬物使用による「薬物起因」と、病気が原因の「病的起因」があります。
事件起因
事件起因とは、空き巣や実際のストーカー被害や隣人トラブルなどから被害妄想因子が発生するタイプで、このタイプの人には精神疾患は少なく、主に被害妄想だけですので、事件起因の人の言う「仄めかし」は主に関係妄想が主体です。
また、事件後に軽度のPTSDを発症している場合もあり、この時点でカウンセリングなどを受ければ問題は無いのですが、ネットで電波系のHPを見てしまうと、その症状を電波攻撃や超音波攻撃と認識してしまう場合があります。
その他にも、現実問題として自分の周りで起きている「不安」を感じる要素がある場合もこの分類に入ります。
例えば、離婚訴訟、浮気問題、相続問題、進学問題、ご近所トラブルなどです。
事件起因で、一番重要な事が虚実分明(著書93P)であり、現実に起きている問題と、推測(妄想)を分離して考える事です。
心的起因
心的起因の人の多くは、幼年期から青年期にかけて「孤独」を経験している場合が多く、コミュニケーション力が失われている人が多く見受けられます。
そして、そう言った人は少年期や青年期に「赤面」「どもり」や、「笑われる」事に対する不安や「人前で喋る時の緊張」などがあり、そう言った事で「いじめ」の対象にされたりした経験を持っている場合も多いのです。
もっと判りやすく言えば「あがり症」や「対人恐怖症」で、恐怖症と自覚していない人は、人との付き合いを「面倒」などと思っていたりします。
また、少年期に手の震えなどを経験している人も見受けられます。
実は、これらの症状は「神経症」の症状であり、神経症の症状を「性格」と誤解されている場合が多いのです。
潔癖症や完全主義的な傾向の人も、神経症の可能性が高いのです。
しかも「性格」と誤解されている為に、性格を直す為に「強制」させられたりして、それが更に追い討ちをかける事になっています。
そして、鬱病や統合失調症を併発する場合が多いのがこの心的起因のタイプです。
また、過度のしつけや過度の勉強によっても神経症は発症すると考えられます。
神経症と一言で言っても「社会不安症害」「適応症害」「境界性人格障害」「妄想性人格障害」「自己愛性人格障害」「パニック障害」など等、様々な物があり、妄想がひどくなっている場合、境界性にある場合が多くあります。
また、同時にパニック障害を併発している場合が多く、その場合は身体の異常もでています。
しかし、社会不安症害などの神経症から境界性人格障害(妄想性人格障害等)に進行し、統合失調症に至ると言った方が適切かもしれません。
薬物起因
薬物起因は、麻薬や覚せい剤などの使用による物で、本人は薬物を使用している事を言わない場合が多ので、統合失調症と間違われる場合があります。
病的起因(統合失調症の事ではありません)
主に自律神経失調症(パニック障害)で、体に不調を覚えて医者にかかるのですが、外科や内科に行き検査を受けても「異常なし」とされる場合、自律神経失調症を疑う必要があるのです。
しかし、心療内科へ行かず自律神経失調症と診断されない場合、自分で症状を調べ始めます。
その時に、先に自律神経失調症を知れば良いのですが、ネットで調べた場合に圧倒的に「電波系」のサイトが多く、先に電波系を知ってしまう事になります。(覚えの順序)
そこで、自分と同じ症状の人が大勢いる事を知り、電波系のサイトだけをサーフィンするようになり、他人の妄想を身にまとう事になります。
病的起因も妄想期間が長ければ鬱病や統合失調症を併発してしまう事もしばしばあります。
これらの中で多いのが「心的起因」と「病的起因」ですが、心的起因から統合失調症を併発している場合は、薬さえ効けば案外簡単に妄想が消えるのですが、ネットで集団ストーカー被害者のHPを見ている場合、幾重にも他人の妄想を十二単のように着込んでいる為、妄想を外す事は非常に困難になります。(耐性妄想)
これらの、原因の違いにより、同じ被害者間で見解に相違が生まれます。
つまり、同じ「集団ストーカー被害者」の言う「ほのめかし」でも、統合失調症を発症している人は「幻聴や幻覚」が基本で、そこから関係妄想を持っていますが、統合失調症以外の人には「幻聴や幻覚」が無く、主に関係妄想だけです。
そこで、同じ「集団ストーカー被害者」でも、統合失調症を発症している人は「脳内盗聴は存在する」と主張し、統合失調症を発症していない人は「脳内盗聴は存在しない」と考え、お互いを「偽被害者」を装った工作員と認定します。
但し、妄想期間が長期に渡る場合、ただの神経症である物が統合失調症や自律神経失調症を併発する場合も少なくありません。
その他の病的起因としては、チック症(トゥレット障害)、更年期障害、脳内出血などがあります。
ネーミングと刷り込み
私は平成10年からこの