▼たかひろさん:
周りの目、今となっては懐かしい言葉だ。そんなものは今の私には何の意味もなさいない、格の下がったフレーズとなっている。
私が周りの目を気にして生活していたのは、小学校1年のとき自分と周囲とのずれに気が付いたときから、大学2年になるまでの20年弱の間だけだ。それは、とてつもなく長いクローゼットの時代と空間であった。周りの目によって、監視され、強迫されながら生きていた。私の人生には、それしかなかった。
しかし、それは遠い過去の話だ。私は今年26歳だが、その記憶は、本当に遠い過去のものとなっている。
北海道の片田舎で、周りの目を気にしながら生きていた20年間の記憶は遠い昔の化石だ。
私は、そんなものは一切気にしない。「周りの人」が、誰かとデートし、言葉を交わし、手を繋ぎ、愛し合う。周りの人が行うそれと、同じことを私も行う。そのことを誰が責めることができるというのか。今では、そう責める人は、時代遅れで、無知で、恥ずかしい人間だと、言ってやることができる。
たかひろさんは、「女と付き合ったほうがもっと楽しく過ごせるんじゃないかと思うようになってきました。」と書きました。
好きでもない女の人と付き合うなどということは、決してお勧めできません。それは、全く良い方法とは思えません。それは、事態をより深刻にすることはあっても、あなたの不安を解消することには決してならないからです。
不安は、たかひろさんがクローゼットの扉を開いたとき、気が付いたら無くなっているものです。たかひろさん、どうか大切な彼氏を大事にしてください。
本当に好きな人と出会ったとき人は、それまで自分が閉じこもっていたクローゼットが、どんなに滑稽で、ばかばかしいものだったか、ということに気づき、そんなくだらないクローゼットから抜け出すことが出きると思います。