まずユウジさんには厳しい言い方になるかも知れないんで・・・・。
要は、ユウジさんは本当の意味で「ゲイであることを受け入れる」ことができてないんだよ。
まず、「汚くて、暗い」人がいるのは、ノンケの世界でも同じだと思うよ。
ゲイだから、ノンケならば、っていう考え自体がゲイを否定して逃げてるんだよ。
ゲイだから苦しいんだ、ノンケに生まれていれば幸せになれたのに、って思ってるんだよ。
次に、ゲイを受け入れることと、カミングアウトすることは、全く別のことだよ。
日本の社会は異性愛者の多数決の理論で成り立ってるんだから、ことの善悪は別にしてゲイは異端者なんだよ。
ゲイは(意図的ではなく)生理的に受け入れられない人もいるし、ゲイが誹謗中傷の的になるのは仕方ないことなんだよ。
そんな社会の中でゲイが生きていくためには、心ならずも異性愛者に迎合することも必要なんだよ。
それは自分に嘘をついてるんじゃなくて、ゲイが生きるための知恵、言い換えれば所謂方便だと思うんだ。
最後に、ゲイがバレルことの怖さは、誰でも同じだよ。
社会にカミングアウトしていないゲイは、みんなユウジさんと同じ怖さを抱えて生きているんだよ。
オレは社会人だけど、今はこんな風に割り切ってる(開き直ってる?)んだ。
たとえオレがゲイであることがバレても、解雇できないほど会社に必要な人間になってやろうじゃないか、ってね。
色々書いたけど、良くも悪くも自分がゲイであることを特別だと思っているうちは、本当に意味でゲイを受け入れたことにはならないと思うよ。
同性愛者である自分と、異性愛者で構成されている社会、その限界と接点を理解することが、ゲイを受け入れることだと思うよ。
ゲイを受け入れるってことは、極論すれば「諦める(開き直る?)」っていう言葉が一番近いのかも知れない。
あるがままの自分を受け入れること、本当の自分に疑問を持たないこと、それが大切なんじゃないのかな。
結局は、心の問題なんてこんな抽象的な言葉でしか書き表せないから、ユウジさん心に届くかどうかは分からないけど、
何か少しでも参考になればと思って書いてみた。
最後に、言葉の綾じゃなくてマジで「自分が壊れてる」と思うんなら、心療内科でカウンセリングを受けた方がいいよ。
それは悪いことでも恥ずかしいことでもないんだからね。
気持ちを楽に持って元気を取り戻すこと、そして少しずつでいいから前に向かって歩くことだと思うよ。
ユウジさんの幸せが見つかることを祈ってるよ。