同性愛は病気ではないし、恥ずかしい事でも無い。
同性愛者であれば誰もがそう考えている事だと思います。
しかし残念なことに同性愛者では無い世間一般の人は同性愛を異常だと判断したり批判したりする人の方が多いのです。それは結婚や子孫を後世に残す事など、生きているものとしての当たり前の考え方が根強く定着しているからだと思います。
それに加えて、HIVの感染拡大が同性愛者に多いとか、同性愛者は体目的で出会いを求める性的欲望者が多いとか、そういう批判の対象とされてしまう見解が多いのも事実です。
他人とは違う少数派の生き方をしようとすると、周囲の人達はそれを異常だと非難します。それが世間の考え方であり、この世の中の現実なのです。
それを逃れるために、同性愛者の人達は同性愛を隠し、バレてしまう事を恐れます。そして肩身の狭い想いをしながら生きていかなければなりません。
同性愛が世間に認めてもらえるような安易な物だったら、世の中に差別や非難も存在しないと思います。
同性愛についての知識を身に付け、世間に認識してもらうように努める事も大切な事ですが、まずは現状の把握をきちんとしておかないといけないと思います。
世間に後ろめたさがある理由をろくに理解していないのに、同性愛の公認を勧めるような事を書いたり、恥だと批判したりしても誰も納得してくれませんよ。