今年の甲子園予選の選抜メンバーの発表に服部は外れた。有力候補だったのにだ。部員全員が驚いていたそうだ。
さて本題はここからだ。メンバーからはずされた次の日、服部の携帯のアドレスの変更メールが届いた。俺は目を疑った。明らかにloveの文字が入っていたのだ。
そんな素振りなんかひとつも見せなかった。野球一筋に頑張っていたように見えた。。。
俺はまさかと思ってなんとなく聞いてみた。
俺「な、なぁ服部、お前、誰かと付き合ってるのか?」
服「おう。誰にきいた?」
俺の心臓に衝撃が走った。信じたくなかった。だって、あの時アイツは彼女がいないほうが野球に集中できると言っていたし、第一、俺に何も話してくれてなかった。 俺が悪いのか?前回の一件で俺をやっぱり信じなくなってしまったのではないか? いろんなことが頭の中を走り回った。
俺「そ、そうか・・・いや、雰囲気でわかった。」
服「嘘つくなよ〜(笑)誰に聞いたねん?(笑)」
よくもまぁこんなに明るく・・・
俺「いや、ほんと誰と付き合ってるかもわかんないし、誰から聞いたわけでもい。ほんとになんとなくでわかったんだ。ごめん、用事あるから。。。」
そういってその場を後にした。服部も不思議そうだった。