自分に何が起こったのか思い出すまでに時間がかかりました。
そして、自分がさっきまで飲み会をしていた場所とは違う所に居る事に気付きました。
自分はしっかりベッドに寝かされていました。
身体がまだ少し熱く、頭痛がする。
部屋にある時計を見ると記憶の最後に時計を見てから4時間近く経っていました。
部屋の中には自分の荷物も置いてあり帰る事はできたのですがぼーっとして動けずにいました。
するとドアが開いて、コンビニ袋を持ったユウタロウが入って来ました。
ユ『あっ、起きてんじゃん。』
僕『ココ、ユウタロウん家?』
ユ『うん、結局俺が押し付けられちゃったよ。』
僕『わ、悪かったな。呑めないって言ってるのに呑ますからじゃん』
ユ『すまん、ほいこれ。』
ユウタロウはコンビニ袋から水を出して僕に渡した。
僕はそれを少し呑むとまだ酔っていたのか、気分が良くなってユウタロウの部屋を見て回った。
見て回る程の部屋でもないのですぐ終わるのだが、少しテンションが高かったので
『テレビちっちゃ!』
『ウイイレあんじゃん!』
と、いちいちリアクションしていた。
その後、まだ始発も出ていないのでユウタロウとゲームをして時間を潰した。
何よりユウタロウの家でユウタロウとゲームをしている事が幸せだった。
次の日、2人とも休みだったのでゲームをして、腹が減ったら飯を食って、夕方帰った。
それから俺はバイト先から近いユウタロウの家に入り浸るようになって、休みが被った日はユウタロウと出掛けたりした。