木曜日の朝。
今日一日学校頑張れば明日
ついにヤスと会えるんだし、
頑張ろっと!
俺はそう自分に言い聞かせて
学校へ行く準備を始めた。
そこで俺はふと携帯を見ると
メールの着信が一通来ていた。
俺はまたソフトバンクからのPRメールとか迷惑メールかなと、
思って何気無くメールを開いた。
そしたらそこに書いてあったのは。
俺はそれを見た瞬間。
なにもできなくなって。
力が抜けて。
まだこれが夢だと信じたかった。
「ヤスさんが本日、午前7時17分心臓動脈破裂による心筋梗塞の為、亡くなりました。
午前4時過ぎた頃に緊急ブザーが鳴り、ナースさんが駆け付けて、看護師や医師が対応していたそうです。
その間、辛うじて意識があり、私達が何度も先輩に声を掛けて反応してた様ですが、段々と意識が遠くなり…
最期の言葉は「ずっと側にいるから…」でした。きっとレイ君に対しての言葉だと思います。
午前7時17分、御家族の方々や同部所の仲間達に看取られながら、息を引き取りました。
手術後の経過は、良くなったり悪くなったりを繰り返していました。毎日、激痛に耐えながら皆の前では元気な姿を無理して見せていました。
ヤスさんは、明日、レイ君が見舞いに来るのを本当に楽しみにしていました。
しかし、それを叶えさせてあげられず、非常に残念であり、無念です。
また葬儀等は御家族から身内だけと話されています。
様々な事で御家族も僕達も慌ただしく動かねばなりません。
このスマホは暫く私が持っていますが、本日中に御家族へ返却します。
ヤスさんに代わり、きっと今まで、レイ君は先輩から沢山の物事を教えて貰ったことだと思います。
悲しみや辛さはレイ君だけじゃない。先輩の家族、友人、僕達みんな悲しみや辛さがあります。
直ぐには無理でも今までの事を次に生かして欲しい。
それがヤスさんに対して、君がこれからの道を進む事が何よりも供養になります。
どうか…気を落とさないで下さい。
僕達も気を落とさないで前に進みます。
それでは。」
俺は。
俺は。
ヤスになにも。
してあげられなかった。
このことが突然すぎて。
昨日普通に電話してたじゃないか。
一生守ってやるって。
手を握りしめてって。
あんなに明後日のことを楽しみにしてたじゃないか。
ねえ。
ヤス?
なんで、俺をおいて行っちゃったの?
おれ、なんもヤスに言えてないよ?
俺もヤスのこと一生支えるって言えてないよ?
本当の気持ち隠してたんだよ?
手も握りしめてないよ?
なんで?
なんで?
俺はヤスのLINEに
ひたすらこういうことを書き続けた。
何一つヤスがいなくなったなんて実感がなくて。
こうやって送り続ければ
いつかまたいつものように
「既読」
がついてくれるんじゃないかって。
俺はなにも考えらんなくなって。
「うわあああああああぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!!!!!!!」
泣いた。
鳴いた。
ひたすらに号泣した。
その日は学校なんかどうだってよくて、
一日中部屋で泣き続けた。
俺が
人と関わると
傷つけてばかりなのかな…
俺は自分を。
殺したかった。
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どうも!
かたつむりです!
どうにかここまでかけました!
ですが、
まだ一つだけお話が残ってます。
そこまで是非見ていってください!
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御意見御感想お聞かせ下さい!
では。
次がさいごです。