純粋だったアイツ
どこへいってしまったのだろうか・・・
綺麗な世界の裏側には必ず汚い世界が存在する
アイツは感動することを忘れてしまったんだ
アイツと初めて会ったのは3年くらい前の事
オレは高校1年、アイツは中学3年
まだ傷つく事も知らなかった頃
部活が生きがいだった
ただ仲間と汗を流す事が楽しかったんだ
そんな毎日
ある日、アイツからメールが届いた
「めっちゃ、カッコいいですね!!メールしませんか??」
最初はあまり興味がなかった
だけど住んでるところが近かったのもあって返事をした
すぐに話は進み、会おうということになった
駅の正面入り口、ケンタッキーの看板・・・
この場所がアイツとのはじまり
アイツはオレを見て、恥ずかしそうによってきた
あまりしゃべらないヤツだった
自転車をひいて二人ならんで歩いた
ただ、恥ずかしそうにこっちをみてはまた違う方を向く
オレの家について、二人とも宿題があったので宿題を始めた
・・・どきどきしてる
初めて覚えたこの気持ち
初めて会うのにこんなにも・・
アイツもきっと同じ気持ちだったんだ
そのときはわかった
純粋なヤツ
これが第一印象
中学生らしくて背が小さい
かわいいという感じ
オレはそれまで年下のやつに興味がなかった
だけど・・・
今どきどきしている
アイツはメールではかなり積極的だった
キスしてください!!とか抱きつきたい!!とか
前の日メールで言ってたくせに
いざあったら、固まってあんまりしゃべらない
だけどオレはそんなアイツがカワイイと思ったんだ
同じ部屋にいる
すぐそばにいる
それだけでドキドキする
そんな恋
だれもがうらやましがるような恋を
あの時していたんだ
アイツからメールがきた
同じ部屋にいて、しかも目の前にいるのにメールを送ってきた
「抱きついてイイですか??だけど・・・」
オレはすぐにアイツを抱きしめた
シアワセとはこういうことを言うんだ
きっと
ただ抱きしめるだけで時間はすぎていった
「また、会いに来てもいいですか??」
あの言葉が今も消えない
あれから3年・・・
アイツは変わったんだ