遅くなりました(^_^;)
到着してからなぜか陽気な気分だ。
『どんな顔してくるかな?』
多分だが、龍大も下手な言い訳してメールしたことを聞かれると分かっているはず…
ケータイをいじりながら待っていると、龍大が走りながらやってきた。
龍『あっ!お疲れさまで〜す!疲れてんのにマジスイマセン』
俺『全くだ!ガス代後でもらうからな』
龍『ケチくさっ』
俺『はぁ?』
などと軽いノリで会話を交わした…
(あれ?おかしいな…まっいっか…)
軽く流すつもりで龍大を後ろに乗せ近くのコンビニに向かった。
コンビニに着いて龍大が一言。
龍『やっぱいいっすね!益々欲しくなりました!』
だって。
飲み物買って外にでたら勝手にバイクに股がってやがる…
俺『な〜に勝手に乗ってんだよ?』
龍『いやぁ、ちょっと運転してみたくて』
俺『ここじゃぁマズイだろ?』
と言いつつ、頭の中では早く真意を聞きたくてゆっくり話せる場所を探してた。
俺『あそこなんかどうだ?』
俺が提案した場所は公園。ただその公園は周りが住宅地なため、いりくんだ道がいくつもあり、そこならスピードださなくて済むし比較的安全かと思った。
(ほんとは無免じゃいけないんだけどね)
龍『あぁ〜……はい……』
俺(あれ?気乗りしないか?運転出来んのに)
俺『まぁあそこならゆっくり走れるだろ?』
この時の龍大の沈黙は後々わかった。
龍大を乗せて公園にむかった。
着いてから龍大は大人しくなっていた。バイクを運転出来るってのになぁ。
俺『オートマだから乗れるっしょ?事故んなきゃいくらでも走ってらっしゃい』
龍『あっ、はいっ!じゃ遠慮なく』
こうして龍大はそのまま住宅地を走っていった。
龍大が帰ってくるまでの間、龍大にどう切り出すかまとめていた。
『ってかこの前のメールの事なんだけど…』
う〜ん、ちょっと言いづらいなぁ。どうしよっかなぁ…
…
あぁ、なんか眠くなってきたな…龍大がくるまで寝て待つか…
俺はそのまま横になると同時に眠りについてしまった…