それから何週間かして、すごく仲良くなった奴が2人。
それは前原 俊(マエハラ シュン)と
松岡 光平(マツオカ コウヘイ)だ。
俊はダンスが上手くて、恋愛よりもダンス優先って感じ。
光平はすごくやんちゃ。
そしてクラスの人気者。
この2人にも俺がゲイだってことをカムアした。
この4人とは、いつも一緒に行動した。
テスト前は俺ん家に来て、みんなで勉強したりした。
1学期期末テストが終わり、めんどくさい球技大会が始まった。
俺はバスケを選択した。
もちろん他の3人も一緒。
体育館はすげぇ人がいっぱいで、蒸し風呂状態で死にそうだった。
俺らの試合が終わり、ふと隣のコートを見ると翔太先輩が試合をしていた。
まぢカッコイイ…。
光平「おい陸!!
陸ってば!!」
俺「は、はいっ!!!!」
光平「何ボーっとしてるの??」
裕樹「中川先輩を見つめてたんだろ??」
光平「中川先輩って誰だ??」
裕樹「試合やってて、今シュートした人だよ。
陸は中川先輩のこと好きなんだよなー♪」
俺「ちがっ、違う!!
翔太先輩は好きでもなんでもない!!!!」
光平「へぇ、名前で呼んでるんだ♪
好きなの??」
俺「だから違うって!!」
裕樹「むきになっちゃって♪」
俊「おい!!光平も裕樹も陸をいじめるなよ。
可愛そうだろ??」
光平「なにかばってんの??
もしかして、陸が好きなの??」
俊「違うわ!!」
俺「まぁまぁ、この話は終わり。
俊かばってくれてサンキュー☆
てか腹減ったからマック行こー♪♪」
裕樹「でもその前に教室に行って着替えなきゃね!!」
それから教室に行こうと思って歩きだした。
と、そのとき翔太先輩の声がした。
翔太先輩「1年E組の平岡陸〜♪♪」
俺は3人に先に行っててと言い、先輩の元に駆け寄った。
俺「翔太先輩!!
なんでフルネームで呼ぶんですか??
恥ずかしいじゃないですか。
てか名前覚えててくれたんですか??」
翔太先輩「覚えてて当たり前☆
陸って初めて会ったとき印象深かったもん♪♪
それより話があるんだけどいい??」
俺「なんですか??」
翔太先輩「あんな、夏休み入った最初の日曜空いてるかぁ??
俺と一緒に花火大会行かねぇ??」
俺「………ぇえ゙?!?!?!」
翔太先輩からの誘いにビックリして、思わず声をあげてしまった。
翔太先輩「やっぱ俺じゃダメだよな。
てか陸は彼女いそうだしね。」
俺「俺彼女なんていませんよ!!
翔太先輩となら花火大会行っても良いですよ☆
というか行きたいです♪♪」
翔太先輩「ホントか??
じゃぁ日曜の7時に綾高の正門の前で待ち合わせな☆」
俺「はい!!わかりました!!」
翔太先輩「じゃぁまたな♪♪」
そう言って友達のところに戻って行った。
俺は3人が待ってると思い急いで教室に行った。
そこで着替えて、4人でマック行った。
光平「中川先輩に何言われたの??」
俺「内緒♪♪」
裕樹「祭でも誘われたんだろ??
陸の顔に書いてあるよ!!」
光平「そーなの??
デートの誘いか☆」
俺「デートって…翔太先輩はゲイじゃないし。」
俊「それでOKしたの??」
俺「うん♪」
俊「そっか……」
裕樹「ラブラブしてこいよ☆」
光平「ヒューヒュー♪♪」
俺「だからデートじゃないって!!」
そのあとも、くだらない話をして解散した。
1学期は終わり夏休みに入った。