中2からの初恋の人
第一印象わ
怖いガタイMAXの人
背が小さいわりに
逞しく見えた
肌が黒かったせいかな
知り合ったのわ
転校した学校だった
一目見て
何かが切れた気がした
服を捲ると腹筋が
また逞しかった
いろんな話をして
ほんの顔見知り程度になった
連絡もとらないで
二年位過ぎた頃
友達づたえに
連絡がきた
その日から毎日遊んだ
バイトの合間をぬって
バイクでドライブ
二人で飲みに
ある日言われた一言
このバイクの後ろわ
お前の特等席やな
嬉しかった
涙がでるかと思った
一緒のベットで
寝た事もあった
お前可愛いな
なんて事も毎日のように
言われてた
喧嘩っぱやくて
ヤンキーそのものなのに
純粋で命かけて
助けてくれたりした
それから僕はBARの
店長をしだしたんだ
中々時間が合わなくて
半年くらい
あってもないし
忙しくて連絡も
噛み合わないでいた
でも変わらず好きだった
そんな時やっと通じた電話
大事な話あるんよだから
明日時間あけてや?
俺もお前に大事な話
あるから明日お前の店に
行くことにするわ
のみにきた
僕わ店が終わったら
告白しようとおもってたんだよ
それなのにさ
それなのにさ
俺来月結婚すんねん
お前出席してくれよな
涙が溢れた。
目の前で泣いてしまった
悲しさを隠して
喜びと偽った
感動泣きのフリわ
凄いぎこちなかった
精一杯笑った
おめでとう
とうとう結婚なんやね。
嫁さんなかせるなよ〜
なんて言った
今日言うはずだった
言葉を胸の一番奥へと
沈めてやった
消したいけど
消えることわ
ないから
結婚式に歌を歌った
3月9日
泣かずに歌えたよ
瞳を閉じれば貴方が
まぶたの裏にいることで
どれ程強くなれたでしょう
どうかお二人
お幸せにね。