僕には、とても好きな人がいました。
気さくで面白くて
優しくてかっこよくて
本当に素敵な人でした。
僕はというと
人見知りで
つまらなくて
比較的地味で
取り柄のない奴でした。
そんな僕が彼と出会ったのは
ゲイの集まりの飲み会でのこと
当時の僕は、いつまでも内気ではいられないと
数少ない友人を頼りに
そういった飲み会とかに参加したりしてたんですけど
人見知りが激しくて上手くしゃべれずに
『やっぱり自分はダメなやつなんだ』
って思い知らされるだけでした。
そんなこんなで
何度か顔を出すたびによく顔を合わせる人がいた
それが彼