数分後携帯が鳴った。
見ると見知らぬ番号からでとっさに和也だと直感した。
けど、それは3度目の呼び出し音の途中で切れてしまった。
俺は、絶対和也だと信じ折り返す。
トゥルルル・・・トゥルルル・・・
相手「もしもし・・」
俺「もしもし 和也だよね?」
相手「うん・・ごめん・・・なんか緊張しちゃって思わず切っちゃったよ。」
俺「元気だった?」
和也「うん。耕平も元気そうだな。あの時はホントごめんな。」
俺「もういいよ。こうしてまた話ができたんだし。」
ふと和也に送ってしまったメールのことを思い出す。
そういえば俺は和也にメールで告ったんだった。
そのことにはできるだけ触れないようにしよう。
そう思った瞬間・・・
和也「なぁ耕平?俺のこと・・その・・・スキって・・あのメールで・・」
俺は今までで一番と言えるくらいドキドキで心臓が破裂しそうだった。
せっかく3年ぶりに和也と話ができたんだから今は余計な事は話さないようにしよう。
俺「いや・・あの、それは・・・」
和也「・・今は?今好きな人とかいるの?」
俺「今は別に・・・」
あぁ!何言ってんだ俺は!今だって和也のこと大好きなのに・・
てか、和也から話振ってきてるんだから言っちゃってもいいんじゃね?
もう言おうか言うまいか葛藤が続き、ええぃ!言ってしまえ!と思った時
和也「明日とか会えないかな?会って話がしたい。」
俺「じゃあ、夕方からだったらあいてるから飯でも食べる?」
和也「サンキュ。じゃあ明日5時に○○駅前のマックで待ってる。」
俺「わかった。じゃあ明日。」
次の日ものすごく緊張しながら待ち合わせ場所へと向かう。