いつの日か祐樹は笑うこともスキンシップをしてくることも、Hしよ?っていってくる回数が減ってきた。その反対にイライラした表情や帰ってくる時間が夜中や朝方と生活自体がルーズになっていった。
いつの間にか祐樹の部屋なのに、部屋主よりも俺がいる時間の方が長くなっていった。祐樹のケータイに電話しても出ないし、メールしてもかえって来ないことが多い。せっかく話しても前のようにやさしい感じじゃないし、「あぁ」「うん」くらいで終わる。
俺は祐樹との関係が冷え切ってると感じながら、それに対して何にもすることができなかった。
でもなんとかしなきゃ…そう思って一度部屋で話し合いすることにした。
祐「なしたの?話って」
俺「いや…話ってか…なんで最近家にかえって来ないの?
電話しても出ないこと多いし、メールも返ってこねぇぢゃん!」
祐「いや、同じサークルのダチん家にいって飲んだりしてるから」
俺「え?なに?…ぢゃあおれよりもダチと一緒に過ごしたいんだ?」
おれは女々しいと思いながらもそんなことをいった。
すると
祐「しゃあないじゃん、お前といても息詰まる感じするし」
ショックだった。
祐「お前いつもわらわねぇし、そっけねぇし。いいじゃん!俺のことうざいとか思ってたんだろ?」
俺「は?いやうざいとは思ってないし」
祐「さぁどうだか。顔にうざいって書いてあったし。てかしばらく実家から学校通うわ。だからおれの飯作っておかなくていいよ。おれじゃ」
そう言い残し、前々から準備してたであろう荷物を詰めたバッグをもって部屋を後にした。
扉が閉まったあと、静かな部屋の中で俺はただ呆然としてた。