この話は自分の高校時代からの実話です。
俺はタクヤって言います。
高校生の時は華奢でいじられキャラでした。
俺のクラスはかなり平和で毎日ノホホンとした時間が過ぎていました。
そんな時、友達の女の子、ゆきちゃんが
「彼氏できたっ!」とハシャいでいました。
俺「同じクラス?」
ゆき「一組だよ。」
俺らは六組だったのでまったく知らない奴かと思ってあまり興味も示さなかったのを覚えています。
ある日の放課後、見知らぬ男の子が教室に訪ねてきて
「ゆきいる?」
と訪ねてきました。
これが彼との初対面だったのです。
俺の中では、
(うわぁ〜、チャラそうだしちょっとヤンキーじゃん!)
て思ってました。
彼の名前は大輔。
体は大柄で切れ長な目に短髪茶髪のチャラチャラピアス。
ゆきちゃんえらいのと付き合ってんな〜と思いつつ、
タクヤ「部活いったんじゃん?」
大輔「そっか、ありがと!」
と簡単な会話で彼はクラスに帰っていきました。
後日、昼休みに弁当くってると
大輔「ゆき〜。」
とでかい声で甘ったれな感じの大輔が教室に入ってきました。
なんか見た目はちょいやんちゃそうなのになんだありゃ、と思ってたら、
ゆきちゃんが
ゆき「彼氏の大チャン!」
と紹介してくれてそれからは事あるごとに
「ゆき〜〜〜!」
と甘い大声を聞く事になりました。