桜が舞う季節は、
大きな一歩を意味する。
今までの人に別れを告げ、
新たな人に出逢うのだ。
仲の良いてつと、
教室ではなしていた。
俺「せっかくの春休み、終わっちゃったな!!」
てつ「だなー。でも一年生はいってくんじゃん!!カワイイ子来るかなー?」
てつは、そういう所に抜かりがない。
俺「てつはいつも、そればっかだな(笑」
とか言いつつ、
俺も、
格好良いやつ来ないかなー、なんて思ってた。
放送「えー、今から入学式を始めるのでクラス毎に並んで、体育館に移動してください。」
てつ「さあ、行こうぜ!!」
俺「いやいや、クラスで並んで行くんだし〜」
いつもどおり、
てつと、そんなやりとりをしていた。
体育館は何十本もの木々に囲まれている。
木々の間から差す清々しい光が、
体育館の窓を通り抜け
体育館全体を、
そして新入生を
照らし出す。
それとは裏腹に、
体育館は新入生でごったがえしていた。
どんな人がいるか
詳しく分からなかったが、
格好良いなと思う男子は居た(笑
てつ「これじゃあなんもわかるねえなー。」
てつは退屈そうだった。
そんなこんなで入学式はおわった。