長くブランク空いてしまいましたが、UPします。
お待たせ致しました。
<続き>
3月に入り、3度目の旅行プランを立てながらホテルと新幹線を手配し、相変わらずきいちゃんとラブラブしながら、大学の友人とたまには会ってカラオケ行ったり飲みに行
ったりと、残り1ヶ月を切った大学生ライフを満喫していた。
週末には少しでも旅行資金の足しにしようと、日払いのバイトとかして小遣い稼ぎ。
経験したことの無い倉庫での仕分け作業は予想以上に大変だったけど、きいちゃんも一緒だったから一生懸命頑張る事が出来た。
そしてやってきた旅行初日。
前回みたいにきいちゃんも俺も病気せずに、フルスロットルのテンションで新幹線を乗り継いで、懐かしの白浜へと降り立った。
俺「ついた・・・!^0^」
霧「懐かし〜^^」
俺「早くホテル行こ♪」
霧「OK♪」
楽しい気分に心を支配されながら、バスに乗り、前と同じホテルにチェックイン。
窓から見える変わらないオーシャンビューが、目一杯上がってるはずのテンションを更に捲し立てた。
霧「お茶飲む?^^」
俺「あ、うん。飲む〜^^」
座イスに腰かけて、熱いお茶を飲んで、上がりすぎたテンションを少しだけ下げた。
霧「夕飯前に温泉行くっしょ?」
俺「もちろん^^ あ・・・でも・・・その前に・・・。」
霧「ん?」
アゲアゲのテンションが、別の方向に流れ出ていくのを感じる俺は、お茶をそこそこにきいちゃんの隣にぴったりと座った。
霧「・・・したいの・・・?」
俺「・・・うん。きいちゃんはしたくない・・・?」
霧「・・・俺もしたい・・・。」
その言葉を飲み込む様に、きいちゃんはそのまま唇を重ねて舌を絡めて、俺もそれに応える様にねっとりときいちゃんと絡む。
どんどん激しくなっていって、きいちゃんにそのまま畳の上に押し倒され、キスをしながら俺のシャツのボタンを1つずつ外していき、あらわになった乳首を指でつままれた
。
俺「ア・・・!」
霧「ハァ・・・ゆう・・・マジ可愛い・・・。」
俺「アア・・・!ンンア・・・!きいちゃん好きだよ・・・!」
霧「俺もだよ・・・もっと感じて良いよ・・・。」
俺「ンンン!ハァアン・・・!」
きいちゃんの唇は、首筋から耳に移り、そのまま胸元から乳首へと狙いを定めた。
乳首を攻めながら、カーゴパンツの上から揉まれると、とんでもなく気持ちいい・・・!
俺「アアアア・・・!!もっと・・・!ンア!!」
霧「気持ちいい?」
俺「うん・・・アア・・・!気持ちい・・・!」
霧「俺もして。」
俺「うん。」
攻守交代。
きいちゃんの上に乗り、シャツを脱がし、きいちゃんにされたみたいに、キスしながら乳首を指でつまむと、俺以上に気持良さそうな声を上げてよがってる。
霧「ハァアア・・・!ンンン・・・!!アア・・・!ンハ・・・!」
俺「きいちゃん乳首弱いよね・・・」
綺麗なピンク色の乳首の先っぽを舌先で転がすと、電気が走ったみたいに体がピクピクする。
快感に浸ってる証拠だ。
霧「ンン!!」
片方を左手でつまみ、もう片方を優しく吸う様にすると、きいちゃんのセクシーすぎる声が上ずり気味になる。
そのまま2人とも全裸になり、畳の上でお互いの体を吸いつくした。
=====
セックスを終え、ぴったりとくっついて、全裸のまま横になる俺ときいちゃん。
過熱気味だったテンションも程よく冷めて心地良い。
俺「ふぅ・・・^^;」
霧「満足げだな^^」
俺「ん、うん^^ いつも以上に^^」
霧「ンフ^^ つか久々に中出ししちった・・・^^;」
俺「前に畳の上でヤったときもゴムしなかったよね^^;」
霧「え・・・あぁ・・・^^; 一応財布に入ってんだけどね。」
俺「いくつ?」
霧「え・・・えっと・・・5個・・・*^^*」
俺「・・・そんなに持ってきたの・・・??^^;」
霧「う・・・^^;」
俺「やる気満々じゃん!^0^;」
霧「だって前にここ来た時も5回はヤったろ?」
俺「うん・・・俺らってセックスしすぎだよな・・・^^;」
霧「まあまあ^^ 就職したら忙しくなってなかなか出来なくなんぞ。」
俺「まあ・・・ふぅ〜・・・そーだな・・・。」
就職かぁ・・・。
もう目前なんだよな・・・。
俺「きいちゃん。」
霧「ん?」
俺「俺ら・・・ダイジョブだよね・・・?」
霧「んん??何が??」
俺「忙しくてすれ違いになっても・・・さ・・・」
霧「ゆう。前にも言ったろ〜?時間のすれ違いはあっても、心のすれ違いはないって。」
俺「え・・・あ・・・うん。覚えてるよ。」
霧「仕事で忙しくなんのは仕方ねえけど、こうやって隣に好きな人がいるだけで安心なんだぞ。違うか?」
俺「え、あ、違くないよ・・・。」
霧「それにっ。週末はだ〜れにも邪魔されないで一緒に過ごせるんだし。な^^」
俺「うん・・・^^」
きいちゃんの言うとおりだよな・・・。
好きだって気持ちがあれば十分だもんな。
一緒に住んでるんだし、忙しくても、わずかな時間しか無くても、そばにいられるのって贅沢だもんな。
霧「ほら、おケツの処理して温泉行こ^^」
俺「あ、うん。ちょっと待っててね。」
きいちゃんにティッシュを渡して、俺はトイレで中身を処理し、お待ちかねの温泉へと向かった。
=====
前回みたいに誰もいない露天風呂。
まさに頼みもしない貸切状態だ。
日頃の行いが良いからかな?^^
日々の雑念も悩みも、この柔らかい温泉が包んで流してくれる気がした。
霧「俺決めた!」
俺「んん??!」
温泉の湯をジャバジャバしながら楽しんでる時、突然きいちゃんが大きな声を発する。
俺「決めた??」
霧「俺メッチャ働いて金持ちになって、一戸建て買って庭に露天風呂作る!」
俺「ククッ^皿^ 良い目標だな^^」
霧「もちろん・・・その一戸建てにはお前も一緒に住むんだからなっ*^^*」
俺「え・・・うん*^^*」
今のって・・・何だか・・・。
俺「今のは〜・・・その〜・・・プロ・・・ポーズ?」
霧「ん・・・あぁ・・・そう捉えてくれると嬉しい^^」
俺「指輪はないんだ?^皿^」
霧「えっ、欲しい?指輪。」
俺「いや冗談だよ^^ 後でキスしてくれれば^^」
霧「そんなのいくらでもするよぉ*^^*」
そう言うときいちゃんは、俺のおでこにキスしてくれた。
そして俺の目を間近で見つめてくる。
霧「部屋に戻ったらちゃんとしたげっから^^」
俺「うん^^」
いつになってもドキドキしてしまう、きいちゃんの眼力。
時には強い決意、時には最高の優しさ、時には本気の心配が全部眼に表れる。
この眼に吸い込まれたらもう逃げられない。
誰もきいちゃんにはウソ付けない。
まあ・・・俺もきいちゃんもお互いに対してウソ付いたこと無いけどね^^;
俺「つかもう卒業式まで2週間かぁ・・・。」
霧「・・・早かったな・・・4年間。」
俺「ね・・・。」
霧「色んな事あったよな・・・。」
俺「あったね・・・。」
霧「お前と色んな事したよな・・・。」
俺「うん。」
霧「ゆう・・・俺・・・お前と知り合えてマジ良かったよ。1年ずれてて良かった。。。」
俺「あぁ・・・そうだね。」
霧「結局誰も俺のホントの歳知らないまま卒業か・・・。」
俺「卒業式の飲み会でカミングアウトしちゃえば?」
霧「う〜ん・・・いや、もうこのままで良いや^^」
=====
きいちゃんは厳密に言うと同い年というわけじゃ無い。
学年で言えば1学年年上。
俺達の周りでその事を知ってるのは、俺と、元カノのユキちゃんと、篠塚さん。
浪人したわけでも、留年したわけでもない。
中学入学直前に、きいちゃんは酷い交通事故で肋骨や左足を複雑骨折したきいちゃんは、1学期と2学期まるまる入院とリハビリ。
懸命にリハビリに励んだおかげで足に後遺症も残らずに済んで、中1の3学期目に復帰出来たはずなんだけど、本人たっての希望で中1からやり直す事になったわけだ。
私立だったし、入学式にも出席出来なかったわけだから、まだ友達も出来てなかった状態で急に中2レベルの授業から入るのもご両親も半ば心配だったわけで、、きいちゃん自身の希望もあり、特別措置だけど、不可抗力の留年として、特に内申にも響く事無く、1学年下の同級生と共に中学高校と過ごしたんだ。
俺がこの事を知ったのは大学1年の夏休みだった。
お盆に帰省する前々日に宅飲みした時、いきなりのカミングアウト。
「悠太だけには言っておきたかった。」って。
中学の時に、1つ年上の同級生がいる事で、クラスでしばらく浮いた存在になった事があるきいちゃんは、大学では黙っておく事にしたらしいんだ。
もちろん中2に上がる頃には周りも受け入れてくれて、沢山友達作って、テニス部で活躍して、高校では後輩から沢山バレンタインのチョコ貰って・・・
きいちゃんの、皆に愛される人格はこの頃から健在だったみたい^^
大学には年の差を超えた同学年の生徒がウジャウジャいるから、黙っておく必要は無いって教えたんだけど、成り行きでその事は墓場まで持ってくつもりみたいだ^^;
=====
あって無い様な年の差説明はこれくらいにしておいて・・・。
ずっと同い年として接してきたきいちゃんは、今にも眠りに落ちそうな位湯の中でとろけてる^^;
やがて俺の肩に頭を乗せてきた。
俺「きいちゃん・・・?」
霧「ちょっとだけこうさせて・・・」
俺「人きたらどうすんの・・・^^;」
霧「良いじゃん・・・ちょっとだけ・・・。」
=====
運よく誰も露天風呂に来なかったおかげで、、、10分位、無言でゆったりと寄り添った。
お互いの鼓動が肌を通して感じられる。
あって無い様な年の差なんて関係ない。
好きだって気持ちだけあるだけで
こんなに幸せなんだもん。
<続きます。>